編集長弾圧裁判・本人尋問

慌てる検察 勝訴へ前進

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 4月25日、人民新聞編集長・山田洋一さんに対する「詐欺事件」なるものの第3回公判が開かれた。「本人質問」という重要な内容であり、法廷は70名の参加者で埋まった。(救援会)

 公判は、前回公判で弁護団から証拠申請された、「親戚が海外で使用するためのカード」であると伝えた上でのカード発行であることが明確になる新生銀行オペレーターとの音声記録採用に対して慌てた、検察官の新たな証拠申請から始められた。

 申請された証拠は、「対応した職員が新人で間違った対応をした」旨の新生銀行オペレーター本人と、その上司の供述調書2通という姑息なもの。 このため、弁護団は当然「不同意」とし、上司の分は採用されなかった。

弾圧に抗議検察には黙秘

 次に「本人質問」に移り、弁護団からの質問が始められた。質問内容の詳細は割愛するが、「今回の逮捕についてどう思われるか」との質問に対して、山田さんは以下を答えた。

 「逮捕されるような不法なことをしたとは、全く思ってない。親のカードを子どもが使うことや、自分のカードを信頼すべき友人に使わせること、のどこが詐欺罪なのか。詐欺罪という口実を使って、人民の側に立ち、権力を監視し続けるメディアとしての人民新聞への弾圧と、人道支援として行っている岡本さんへの生活費送金を断ち切り、さらにテロなるもののキャンペーンの材料として利用することなどを目的とした不当逮捕であり、強い憤りを感じる」旨を訴えた。

 一方、検察官からの質問に対しては、「今回の不当逮捕・起訴に抗議し、一切の質問に対しては黙秘する。答える意思はない」と拒否(傍聴席からは「異議なし」の声と拍手)。

 その後、裁判長からの数点の質問があり、尋問は終了した。次回5月23日公判は、当初予定の論告求刑ではなく、証人調べに変更される見込みだ。

 
詳細は救援会:http://support-yamada.skr.jp/山場の次回公判へご参加を!5月23日(水)13時半~神戸地裁101大法廷

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