前々号の国際欄のニカラグアの記事に対し、ご意見ありがとうございます。矛盾の中で自らも矛盾を抱え込んで政権運営するのですから、当然変質も生じてくるでしょう。
今のFSLN(サンディニスタ民族解放戦線)はかつて私たちがモデルにしたFSLNではなく、中国と同じように左翼言葉を使って資本主義的発展を目指しています。民衆の異議申し立てに、例えばベネズエラのチャベスモは対話と選挙という民主主義的方法で対処しましたが、オルテガ政権は武力弾圧しました。こういうことに目を閉じるのでなく批判することこそが、左派の国際連帯だと思います。指導層に疑問を抱くFSLN内の活動家を励ますことになると思います。
おっしゃる通り米帝が諸悪の根源ですが、すべてを米帝の介入のせいにするのは責任逃れであり、もっと主体の責任をはっきりしないと、革命や世直しはできないと思います。 (編集部・脇浜)