【ぷりずむ】

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 1651号のぷりずむで、やる気が出ないのは湿度が悪いので私は悪くないと書いた。自然の波には逆らえないと。その後、ぐんぐん気温が上がって、真夏の炎熱地獄さんがいらっしゃった。やる気は出ないどころか枯渇して、うんざり、げんなり、ぐったりしている▼しかし、自然というのも大ざっぱに言って二つあるように思う。ひとつは生き物が生息する生体圏の自然環境で、生き物はその圏域に守られて生きている。もうひとつは宇宙的というか、生体圏を超えた自然で、たとえば地震は、その圧倒的な力で、生体圏にヒビを入れる。先日の大阪北部地震で、いまもたいへんな状況にある方もおられると思う。回復を祈りたい▼じりじりと照りつける太陽光も、宇宙的自然のひとつだろう。成層圏やらオゾン層やらで、ガンマ線や紫外線がほとんどカットされるから、太陽光は生体圏の恵みとなっているが、そのまま届いたら死の光線だ。生き物は、ある範囲のなかでしか生きられないのだ▼あまりに暑くなったらぐったりするのも、生き物として当然の防衛反応だろう。クーラーをガンガン入れて生産活動を維持するより、ぐったりして、なるべく活動をゆるめるほうが正しいにちがいない。夏はぐったりしよう。 (K)

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