昨年11月に起こった人民新聞弾圧への広範な抗議と、発行継続へのご支援・ご協力に心から感謝します。反弾圧カンパは、300万円を突破し、おかげさまで人民新聞は、紙面改革を加速させることができ、読者も大幅に増加しています。私たちは、公安警察のたくらみを見事に跳ね返しつつあると確信しています。
朝鮮半島の平和・非核化に向けた歴史的な交渉が進むなか、蚊帳の外で存在感を示せず、拉致問題を言い立てるだけの安倍外交。多数をかさに着て強行採決をくり返し、専制政治を強める政治手法。農民を切り捨てるTPPを進め、サービス残業と過労死を増加させる「働き方改革」を進める安倍政権への批判は、ますます強まりつつあります。
「モリカケ」疑惑にもかかわらず、安倍政権の内閣支持率が維持されているのは、安倍首相の政策が支持されているわけではなく、対抗勢力の不在による消極的追認の結果に過ぎません。
資本主義にとって代わる「もうひとつの社会構想」が必要です。それは競争ではなく協同を社会原理として、安定した労働生活、しっかりしたセーフティネットなど、資本ではなく庶民の生活改善をこそ目的とする政治です。
人民新聞は、通常編集会議に加えて、総合編集会議(月1回)で中長期編集方針を議論する体制が確立し、文化欄の定期化、8ページ化も視野に入りました。弾圧を仕掛けた兵庫県警に対しては、国家賠償請求訴訟を提起して、その不当性と再発防止を訴えていきます。
読者のみなさんに熱い支援に心から感謝するとともに、さらなる自己変革に向けて邁進することを誓って、夏期一時金カンパ・国賠訴訟カンパへの協力を訴えます。