ぷりずむ

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 JRに乗っていたら「線路内への立ち入り情報があり点検しました。それで列車が遅れています。ご迷惑をおかけし深くおわびします」と車内放送。安全のためにやったのだから、何もわびることはない。遅れたことをわびるのなら運賃を半分返せと思った

▼阪急はもっとひどい。「体の不自由な方など見かけられましたら、…など、お声かけをお願いします」と、録音で流す。助けが必要なときは言われなくてもする。放っておいてくれ、である。阪急は、その言葉がどんなに偽善的で、聞くものを不快にするかさえ分からない

▼官僚の作文を読むアベ首相の国会答弁も偽善だ。やっていることと読んでいることが真逆だ。偽善の言葉が日本中にあふれている。東日本大震災の後に出てきた「絆」が典型だ。あの頃からひどくなった。彼らの本音は、内閣府副大臣のように「それで何人死んだんだ」だ。自民党も官僚も上から下まで、本音を偽善の言葉で隠している。これが今の世の有様である

▼偽善に隠されたこんなひどい世は革めねばならないと思う者、今の世に生きづらさをかかえる者、心をこめて語りあおう。偽善の言葉があふれる中、心のうちからの言葉でつながろう。それが力だ。 

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