自民圧勝で次々再稼働推進する政府

11・1柏崎原発を動かすな 第50回東電合同抗議

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 柏崎刈羽6・7号機を新規制基準適合とする原子力規制委の審査書案に対して、10月24日、衆院選後を待っていたように世耕経産大臣がお墨付きを与えた。10月25日には、福島から山形県に自主避難した8名が裁判に訴えられた。「支援住宅から出て行け」という。原発関連の不祥事は続いており、神戸製鋼の品質管理データ改ざんを受け、稼働原発の停止と調査・検査、情報公開を求める声が高まっている。11月1日、東電本社前で、福島事故の責任を取れ!と、50回目の合同抗議が行われた。東電への申し入れ、日音協のミニライブ、玉川太鼓のパフォーマンスと、多彩なアピールが行われた。「脱被ばく実現ネット」のブログを元に、発言要旨を紹介する。

(編集部・園)

◆たんぽぽ舎 山崎さん
 神戸製鋼の原発用材料は、圧力容器、蒸気発生器等不具合があればメルトダウンにつながる部品に使用されている。神戸製鋼の部品を使っていない原発は、おそらく日本には一つもない。
 日本鋳鍛鋼も炭素量が規格を超える部品を供給し、フランスでは検査が行われた。「安全」と言い、運転を継続する規制委員会は、不正委員会だ。

◆群馬原発避難訴訟原告代表 丹治さん
 事故当時、妊婦だったある原告は、放射能の影響に悩み妊娠中絶の道を選んだ。その訴えに対し国と東電は”あなたは殺人者”と非難した。原告は裁判中にショックのあまり倒れてしまった。子どもたちは「汚い」「臭い」といじめられ、抗議行動をしていると、「福島に帰った方がいい」とやじられる。前橋地裁は国に東電と同等の責任を認めたが、高等裁判所でも闘う。

◆火炎瓶テツさん
 真の”国難”は福島第一原発事故。日本は2011年3月11日のまま。柏崎刈羽の安全対策費6800億円は、福島の被害者の賠償に使え!
 高濃度に汚染されている栃木県の日光市などは何の補償もない。東電に柏崎刈羽を動かす資格はない!

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 関西電力は大飯原発3号機を1月中旬に再稼働させると発表。これに対し10月27日、11月17日、「夜の関電包囲集会が行われた。
 12月3日には、おおい町総合町民センタ―大ホールで「大飯原発うごかすな!現地全国集会・デモ」が開催される。
 さらに伊方原発(愛媛県)に対しては、12月10日、「STOP! 伊方原発 高松集会・デモ」がJR高松駅前で行われる。再稼働阻止の闘いは正念場を迎える。

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