遙矢当(@Hayato_barrier)
「沖縄の、あの山城博治さんの熱気が東京に来る!」─初夏で清々しい東京は、思いもよらぬゲストに湧きました。
大木晴子さんらが参加する自主グループ「新宿西口反戦意思表示」により、山城さんを東京にお招きすることが実現できました。私を含め、在京の面々は、トークライブスタジオで2日間、山城さんがさまざまな報道やウェブで見せるパワーをそのまま感じられる、熱い2日間を共有できました。
私は、渋谷で開催された5月3日集会にスタッフとして参加してきました。山城さんには初めてお会いしましたが、その穏やかな出で立ちでありながら、どこにそんなパワーがあるのか、と感嘆するばかりでした。
会場の150席はオープン早々に満席。またとない機会に、集会の参加者はボルテージが上がりました。
冒頭、三上智恵さんが撮影した映像「戦場ぬ止み」を共有し、山城さんのトークが始まりました。山城さんは、昨年10月に不当逮捕されて以降、5カ月に及ぶ異例の拘留中のエピソードを語りました。拘留中に、いかにモチベーションを維持したか。その姿は、時に笑いを誘い、時に参加者の気持ちを揺さぶりました。拘留中に入る新聞が検閲により穴あきで読めないことを知ると、沖縄で基地の問題の関心の高さが続いているからホッとした、と語ったエピソードが印象的でした。
後半は、「マガジン9」の鈴木耕さんを司会に、三上智恵さん、社民党の福島みずほ議員も駆けつけ、辺野古、高江の今後のあり方が議論されました。途中、「沖縄のために国政選挙で勝つことを目指すなら、全国で勝たなきゃならない」の声が上がると、万雷の拍手が響きました。
最後は、三上智恵さんの提案で、山城さんを中心に参加者全員で「We shall overcome」を合唱する、感動的なフィナーレで締めくくられました。