フクシマ原発労働者相談センター(収束・廃炉・除染)
2015年2月に「フクシマ原発労働者相談センター(収束・廃炉・除染)」を結成してから3年目を迎えようとしています。昨年の総会で「全国への発信が足りなさすぎる!!」とご意見を頂いてから1年、なんとか発行にこぎつけることができました。
「フクシマ原発労働者相談センター」は、福島第一原発で働く労働者だけでなく、除染などすべての被ばく労働者に寄り添い、相談を受けるなどの活動をしています。
結成以来、私たちのもとに寄せられた相談は60件を超えます。そこには原発や除染で働く労働者の苦闘の姿があります。そこから見えてきた就労実態/下請け構造に驚きや苛立ちをおぼえました。一方で、時折語られるステレオタイプな労働者像への違和感、そして労働者の苦闘の姿すら「復興」の掛け声のもとに忘れ去られてしまうのではないかという危機感などを強く感じます。それらを全国に発信し社会化していくことが私たちの役割であると感じています。
事故から6年を迎えようとしている今日、その役割はますます重要性を増し、同時に存在の意義も問われていると考えています。
全国の皆さんが、この通信を手に取り、原発や除染で働く労働者の現実の姿と、その労働者とともに歩んでいこうとしている私たちの格闘や右往左往を感じとっていただければ幸いです。より一層のご支援をお願い致します。
◇第1号内容=コンビニ店前合同早朝ビラまき活動、サンエークリーナー経費返還要求の取組経過、相談事例、労働者の声、他
◇1部300円 連絡=℡0246‐27‐8700(社民党いわき総支部)℡0246‐73‐8188(いわき自由労組 いわき市小名浜大原字堀米44‐7)