【イスラエルに暮らして】今も入植者に奪われるパレスチナ人の家 イスラエル在住 ガリコ美恵子

逆らえば容赦なく連行  エルサレム旧市街イスラム教徒地区にあるパレスチナ人の家が入植団体に奪われた。  2月17日朝、「アブ・アサブ家に警察が入った」と連絡がきた。行くと、数百人の国境警察、警察、治安警察が動員され、玄関 …

【視点論点】アラブ諸国のユダヤ人迫害をデッチあげ賠償を要求するイスラエル 脇浜義明(編集部)

 パレスチナ・イスラエル問題に関するトランプの「世紀の取引」の一部が見えた。すなわち、加害者と被害者をすり替える大芝居である。  イスラエル政府のギラ・ガムリエル社会平等相が、「アラブ諸国とイランにおけるユダヤ人迫害とい …

【イスラエルに暮らして】パレスチナ人のユダヤ化を計る イスラエル在住 ガリコ美恵子

 2020年1月から、イスラエル占領下東エルサレムの国連運営学校が閉鎖され、エルサレム市運営になる。東エルサレムの公立学校は、市から支給される運営費用、教室、机、椅子、教師の数が児童数に見合っていないこともあり、ドロップ …

【本】イスラエルに関する十の神話 イラン・パぺ 著  脇浜 義明 訳

 イラン・パぺは1954年生まれのイスラエル人、ユダヤ教徒だ。現在はイギリスエクセター大学で教授となりパレスチナ・イスラエル問題の研究に携わっている。彼は政治的党派、組織との深い関わりは持たないとしているが、その鋭いシオ …

【イスラエルに暮らして】スリランカ内戦での民間人虐殺拡大・激化させたイスラエル政府 イスラエル在住 ガリコ美恵子

イスラエル人権派弁護士らが内戦への軍事的関与を告発  2016年、イスラエルの人権弁護士イタイ・マックとイスラエル人左派活動家8人が、政府を裁判に訴えた。目的は、2002年から2011年にかけての、イスラエルとスリランカ …

【イスラエルに暮らして】ハエイ・サラ(ユダヤ人安息日)やりたい放題のユダヤ教徒 イスラエル在住 ガリコ美恵子

イスラム・モスクを分断ユダヤ教徒の礼拝場に  ユダヤの父と呼ばれるアブラハム。妻サラは127歳まで生き、ヘブロンで亡くなった。アブラハムは妻の死を嘆き、洞穴のある土地を買い、埋葬した。アブラハムも死後そこに埋葬され、サラ …

【視点論点】イスラエル極右国防相リーベルマン辞職の真相 編集部 脇浜義明

 イスラエルの極右仲良し倶楽部から、国防相のリーベルマンと「イスラエルわが家」党が抜けた。当然選挙となり、汚職疑惑に汚れたネタニヤフ首相にとって「みそぎ」のチャンスである。  リーベルマンは、ネタニヤフがオマーンを訪問し …

【イスラエル秘密諜報機関】難民キャンプで横行するパレスチナ人活動家の暗殺 イスラエル在住 ガリコ美恵子

「犯人追及運動を止めなければお前も同じ目に」―公然と脅迫  10月31日、イハーブ(26)がショーファット難民キャンプで、覆面男性に撃たれ、亡くなった。 東エルサレムのショーファット難民キャンプで生まれ育ったイハーブは、 …

【イスラエルに暮らして】イスラエル軍がイスラム教聖地=アクサ寺院を急襲 イスラエル在住 ガリコ美恵子

 昨年7月14日にアクサ寺院入口で、イスラエル国籍のパレスチナ人若者3人が国境警察官3人を撃った。警察は犯人らをその場で射殺。2日後、門入口に金属探知機を導入した。これに対する抗議として、イスラム教徒は、アクサ門前での集 …

【イスラエルに暮らして】パレスチナ・ベドウィン集落の非暴力抵抗運動   イスラエル在住 ガリコ美恵子

 昨年秋、「18年4月までに撤去。集落民はジェリコの山岳に移転せよ」と、イスラエル政府の方針が出されていたベドウィン集落=「ハーン・アル・アフマル」について、その後の経過をお伝えする。  イスラエル政府の強硬方針に対し国 …

【第5回論説委員会】再浮上する民族解放闘争 アメリカの衰退と中東情勢の変化  論説委員 津田道夫

民族解放闘争の中心にあったパレスチナ解放運動  昨年11月、人民新聞編集長が突然逮捕された。  容疑は「サギ罪」。銀行がキャッシュカードを不当に追加発行させられたことが、唯一の被害の実体であるとする、珍妙な一審判決が下さ …