「どこに逃げればいいかわからない」 「危機を煽るより朝鮮の声に耳を」

渦中の住民はどう受け止めたのか?  8月29日早朝6時前、政府は、「『北朝鮮』が発射した弾道ミサイルが日本上空を通過し、着弾のおそれがある」とし、東日本を中心にJアラートを鳴らした。政府は「屋外にいる場合は近くの頑丈な建 …

右翼と警官が徘徊する緊迫の追悼式 虐殺は歴史の事実

渡辺学(東京都民) 墨田区長も追悼文見送り  毎年、東京都墨田区両国の横網町公園にある、関東大震災時の朝鮮人虐殺を追悼する碑の前で、「関東大震災94周年朝鮮人虐殺追悼集会」が行われる。韓国からの参加者もあり、日本人や在日 …

福井県おおい町・全員賛成の翼賛議会へ緊急抗議 地元住民は再稼働を望まない

 福井県おおい町議会は9月8日、原子力発電対策特別委員会と全員協議会を開いた。会では、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働に同意することを正式決定し、中塚寛町長に伝達した。中塚町長は「議会の判断を重く受け止める」と述べ、同 …

朝鮮の核開発 中露の見方とは? 朝鮮を核保有国と認知し 核軍縮の枠組みに参加させるべき

愛知大学名誉教授 加々美 光行さんインタビュー 【編集部より】前号でも報じた朝鮮との軍事的緊張は、朝鮮が9月5日に核実験を行い、極度に高まっている。安倍政権は軍拡に利用し続け、メディアも朝鮮敵視と「圧力が必要」の一辺倒で …

朝鮮が求めるのは米朝平和条約 軍拡より国交正常化を

李慈勲さん(ソウル書林)インタビュー 8月29日早朝、朝鮮が太平洋へロケットを発射した。21日から始まった米韓合同軍事演習(自衛隊も北海道で米軍と合同演習)に対抗したものだ。太平洋上に落ちたが、日本列島は大きな狂騒に包ま …

ぷりずむー1625号

 ボルネオ島の住民らが、「東京五輪のために地元の熱帯雨林が破壊されている」ということを訴え、スイス・ベルンの日本大使館に請願書を送付。署名の数は14万にものぼり、大規模な反対運動に発展している。日本では一切報道されないが …

戦端開きかねない大軍事演習 威嚇・挑発しているのはトランプと安倍政権

戦争あかん!ロックアクション・山川よしやす  8月25日夕方、『戦争あかん!ロックアクション』と『シーサーネット(「しないさせない!戦争協力」関西ネットワーク)』の共催で、大阪市内の米領事館前で『米韓合同軍事演習をやめろ …

自会派閥で組織的な不正流用か 安倍政権の権力腐敗の表れ

丸尾牧さん(緑の党・兵庫県議)インタビュー  政務活動費の架空請求疑惑で、辞職の意向を示していた神戸市会自民党議員団の橋本健市議(37)が、8月29日に辞職した。橋本市議は2010~14年度に計8回、宍粟市の印刷仲介業者 …

大阪・沖縄 弾圧激化、抗議者をひき逃げ 「この借りは基地を止めて返す」

運動側もネット発信を  7月24日、翁長沖縄県知事は国に対して辺野古の工事差し止めを求める訴訟を起こした。4月から続く埋め立て工事への対抗策だ。8月12日には、45000人が参加し那覇で県民大会が開催された。だが、安倍政 …

被曝受忍政策にNO!放射能安全神話を解体するために!

矢部史郎(名古屋共産主義研究会) 人々を被曝させる「ALARA原則」のイデオロギー  8月19日、愛知県名古屋市の会場で、名古屋共産主義研究会が主催する研究集会「放射能安全神話を解体するために」が行われました。  名古屋 …

なぜ労働組合は衰退したか 今こそ職種別産業別組合を

  「大阪労働学校アソシエ」講座開講に当たって 組織率と争議の激減、春闘の崩壊新たな労働者支配への対抗を  8月26日、大阪労働学校アソシエで、木下武男氏(労働社会学者)、熊沢誠氏(経済学者)の講演会が開催され …

威嚇から交渉へ

ガレス・ポーター(独立系調査ジャーナリスト、歴史研究者)翻訳・脇浜 義明 訳者附言 この翻訳をしているときに、朝鮮が日本の北海道越えのミサイルを発射した。日韓併合の「記念日」に当たる日のミサイル発射なので、日本への威嚇で …

見捨てられる介護施設

遙矢当 @Hayato_barrier  「今月(=7月)介護スタッフに支払う給料のお金もないんです」―乾いた初夏のある日、私の元に一本の電話が入った。電話の主は、千葉県の成田空港にほど近い町に開設された、社会福祉法人の …

訃報

 たいへん悲しいお知らせをしなければなりません。人民新聞の前身である「新左翼」紙発刊(1968年)時の編集長で、編集長交替後も発行人として人民新聞を支え続けた日角八十治さんが、8月31日早朝、多臓器不全で逝去しました。享 …

72年目の「敗戦」 戦争責任の忘却と原発事故責任の曖昧化 (1)8・6広島と原発避難者

 共謀罪の強行採決など、「戦後最悪」と呼ばれた今年の国会。教育勅語を教える森友学園問題や、朝鮮への攻撃の扇動は、日本がアジアへの侵略戦争の責任を反省していないことが根底から問われた。また「本土」の「捨石」にされた沖縄では …