2018年にプエルトリコを訪れたカナダの女性ジャーナリストナオミ・クラインは、災害資本主義がもたらした荒廃の中で苦闘する民衆の努力に一抹の希望を見た。資本主義的巨大企業が流通させる食料がないなか、有機農業が人々に食物を …
【イスラエルに暮らして】パレスチナ人のユダヤ化を計る イスラエル在住 ガリコ美恵子
2020年1月から、イスラエル占領下東エルサレムの国連運営学校が閉鎖され、エルサレム市運営になる。東エルサレムの公立学校は、市から支給される運営費用、教室、机、椅子、教師の数が児童数に見合っていないこともあり、ドロップ …
【本】イスラエルに関する十の神話 イラン・パぺ 著 脇浜 義明 訳
イラン・パぺは1954年生まれのイスラエル人、ユダヤ教徒だ。現在はイギリスエクセター大学で教授となりパレスチナ・イスラエル問題の研究に携わっている。彼は政治的党派、組織との深い関わりは持たないとしているが、その鋭いシオ …
関生弾圧抗議声明
●滋賀県警による不当捜査・不当逮捕 2月5日、早朝5時から滋賀県警による関生支部への刑事弾圧がおこなわれました。県警は、役員・組合員13名の自宅を家宅捜査したあと、「恐喝未遂」の容疑で逮捕したのです。さらに、長期勾留さ …
【国際評論ベネズエラ】 国際宣言 ベネズエラの政治紛争の拡大の停止を/帝国主義の介入反対/ベネズエラ人民からのベネズエラ人民のための民主主義的解決を
ラテンアメリカの活動家等によるベネズエラ危機を巡る「国際宣言」 ベネズエラ危機を巡るラテンアメリカの活動家等による「国際宣言」の翻訳文です。 ATTAC関西の方が翻訳したものです。なお掲載にあたり賛同人一覧については長文 …
南北和平に危機感 対立煽る安倍政権 ソウル書林 李 慈勲さん インタビュー(聞き手 編集部 村上)
慰安婦・徴用工、レーダー照射問題と、日韓関係が悪化している。特に日本の韓国敵視が目にあまる。安倍政権は、軍事拡大や国民統合のために緊張を煽り、朝鮮半島が和平に向かうことを妨害しているかのようだ。 韓国で生まれ、大阪で …
JR島本駅前開発 高層マンション建設計画 マコーレ(島本町町民)
2018年3月、島本町議会予算案の採決直前に、前代未聞の出来事がおきた。突然、自民・維新・公明の議会過半数の議員が議場を一斉に無言で退席し、議事を5時間の間止め、申し合わせたように議長室の中に集まり、総務部長や町長を呼 …
【第9回論説委員会】若者が左傾化する背景に貧困化 編集長 山田洋一
第9回論説委員会は、「左傾化する欧米の若者」をテーマとして、急激に支持を集める欧米急進左翼の経済政策の特徴なども議論した。新自由主義グローバリズムは、国境を越えて階級格差と貧困を生み出し、特にそのしわ寄せを食らっているの …
#MeToo としての鈴木聖也氏「署名記事」早大大学院セクハラ問題を読み直すために 莠 きいろ (文芸同人作家、大学院生「社会運動研究」)
職務上の地位を利用し性的な関係を強要する行為=セクシャルハラスメント。社会的な地位が高い人物による加害が度々報じられており、昨年12月に発覚した、フォトジャーナリスト広河隆一氏がジャーナリスト志望の女性に性的な関係を強い …
【視点論点】スーダン人民の反乱治安部隊の弾圧で拡大 編集部 脇浜義明
スーダンでは今、パンの値上げを発端に始まった抗議運動が、オマル・アル=バシール大統領打倒の反乱に発展している。 同大統領は、1989年にイスラム主義勢力の支援で、敢行した軍事クーデターで権力を握った人物だ。治安部隊の …
【抗議声明】京都大学 当局による「占有移転禁止の仮処分」申し立てに抗議する 吉田寮自治会
1月17日午前、吉田寮を京都地方裁判所の執行官が訪れ、「占有移転禁止の仮処分」を下した。これは、明け渡しを求める訴訟の前提として被告となる占有者を固定するための措置である。今回の仮処分の対象は現棟と食堂で、数十名の寮生 …
【言わせて聞いて】
暴動の肯定は貴重 酒井・原口対談は面白かった。原口さんの「叫びの都市」を読みました。笹島の件で私も取材を受け、掲載されています。釜ヶ崎のクリアランス(再開発)問題で、運動側も巻き込まれる状況下で、原口さんの「暴動肯定」 …
【ぷりずむ】
辺野古新基地建設に伴う、埋め立ての賛否を問う県民投票で、県議会は「賛成」「反対」に「どちらでもない」を加える条例改正案を可決した。ただし全会一致ではない。自主投票を決めた自民党内から、5人の反対が出た▼もともと自民党は …
黒字のGMが北米3工場の閉鎖を宣言ウォール街は歓喜GM株が急上昇 トニー・ギルピン(翻訳…脇浜義明)
GM(ゼネラルモーターズ)は黒字続きなのに、今年北米の三つの組み立て工場と二つの小規模な伝動装置工場を閉鎖すると発表した。デトロイトのハムトラマック、オハイオ州のローズタウン、カナダのオタワの3工場閉鎖で、6000人の …
中国側から見た米中貿易戦争とその行方 インタビュー 愛知大学名誉教授 加々美光行さん
昨年10月の世界同時株安の最大要因とされる「中・米貿易戦争」は、長期化しそうだ。各メディア新年特集でも、「新冷戦」、「世界の覇権争奪」という言葉がおどる。問題の大きさは疑う余地がないが、経緯・解釈については、米国側に寄 …