田畑 稔(季報『唯物論研究』編集長) <田畑稔さん>季報『唯物論研究』編集長、大阪哲学学校世話人、21世紀研究会代表世話人など。主著に『マルクスとアソシエーション』(新泉社、1994年)、『アソシエーション革命へ』(共編 …
マスコミが指摘する「現場力の劣化と危機」
市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺 悦司 運転停止仮処分は推進派マスコミにも強い衝撃 周知の通り、関西電力高浜原子力発電所3号機は3月9日、大津地裁の仮処分決定によって運転が停止された。裁判所の判断に前述の2月 …
見当はずれのターゲット
ラムジー・バルード(『パレスチナ・クロニクル』編集長) 7月27日 パレスチナ・クロニクル 翻訳・脇浜義明 ニースでフランス革命記念日(7月14日)を祝う群衆の中にトラックが突っ込んだ事件から数日後、ダーイッシュ(自称 …
【連載】ネットセキュリティ(2)誰でもわかる暗号化
サイバーセキュリティを考える市民の会 暗号とはなんだろうか。今回は、通信の秘密を支える技術である暗号について、具体的な例を通じて一緒に考えていきたい。 日本語版Wikipediaによれば「暗号(あんごう、crypto …
「失態」どころではない再稼働現場の恐るべき実態
市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺 悦司 関西電力高浜原発4号機は、再稼働した後、突然、自ら緊急停止した。大津地裁の仮処分によって運転が停止されるよりも前のことだ。産経新聞(インターネット版)から、この「失態」 …
居場所づくり 高校中退を新たなスターラインに
一般社団法人new-look(兵庫県西宮市)・山口真史さんインタビュー 高校中退と元教員の肩書きを持つ山口さん。運営する「TOB塾」では高校中退者に対する進学・就労支援のほか、夜回りを通じて国境を越える若者との出会いを模 …
戦争と覚醒剤
作家 評論家 鈴木創士 甘利前経産相不正献金問題の煙幕・火消しとしてメディアを独占した清原元選手の覚醒剤逮捕。覚醒剤コンプレックスが強い日本だが、敗戦直後には、疲労回復・意欲高進剤として広く使用されていた。「人間やめます …
沖縄通信 さながら戒厳令下の住民弾圧
富田 英司 高江で2年ぶりのオスプレイパッド建設工事が再開されるとき聞き、急きょ沖縄に向かった。高江に入ったのは、工事強行の前日の7月20日。 久しぶりの高江は様変わりしていた。普段は静かで自然豊かなやんばるの森なの …
ぷりずむー1589号
天声人語は「容疑者の発した言葉のむごさに、私たちの社会が少しずつ傷つけられている気がする」と言うが、すでに十分に傷ついている社会こそが彼を生み出し、彼の言葉を生み出しているように思う。これまでのように「誰でもよかった」 …
伊方原発 無謀な再稼働
原発さよなら四国ネットワーク 酒肆 和子 8月12日、市民グループ150人がゲート前で抗議するなか、伊方原発3号機が再稼働した。伊方原発は、日本最大の活断層=中央構造線の直近にある。熊本地震は、同構造線の活動によると考 …
【イスラエルに暮らして】「知らなかった」ではすまされない誤謬に基づく取材姿勢
イスラエル在住 ガリコ美恵子 「人民新聞で美恵子さんのことを知り、確固たる人生観をお持ちのようなので、『なぜこんなところに日本人?』という番組に出演してもらいたい」とテレビ制作調査部から電話がきたのは、4年前のことだっ …
ぷりずむー1588号
2016年参院選では、2012年衆院選、2013年参院選、2014年衆院選と同じようにまた自公政権が勝った。選挙直後には沖縄でヘリパット建設を強行し、今また東京都知事選では、右翼タカ派の小池候補が勝つ見込みだ。自民党の …
【中東ではいま】チェックポイントの殺人
電子インティファーダ5月24日号 モーリーン・クレア・マーフィ 翻訳・脇浜義明 エルサレム北部のチェックポイントで、イスラエル軍がパレスチナ人少女(19歳)を射殺した。少女が兵士を刺そうとしたので、別の兵士が撃ったとい …
続報・相次ぐ再稼働作業時のトラブル 関西電力高浜原発4号機、再起動中の一次冷却水漏れ
市民と科学者の内部被曝問題研究会会員 渡辺 悦司 原発が再稼働準備の過程で技術的トラブル起こす事象が相次いでいる。表を見れば、実に様々な種類のトラブルが続発していることが分かる。今回は、本紙で既報の川内原発に続き、関西 …
境界線上に立つ(4)琉球独立論と日本社会 本紙企画連続対談
松島泰勝(龍谷大教授)VS下地真樹(阪南大准教授) 沖縄・高江では、ヘリパッド建設に反対して座り込む住民・市民らのテント・バリケード車の強制撤去・重機搬入が危ぶまれ、緊張が続いている。参院選が終わったとたんに、県との和 …