【時評短評 私の直言】「朝鮮の核ミサイル危機」あおるメディア改憲準備進める安倍政権

 先日、知り合いから「大学を出たばかりの若者と話をしていたら、核ミサイルを持っているのは北朝鮮だけだと思っていたのでびっくりした」と聞かされて、驚いた。が、ほどなくして、これって稀有な例じゃなくて結構一般的な認識なんだろ …

【パギやん吠える!】弾圧の脅しと分断に屈せずに声を!

なぜ編集長を 保釈しないか  本紙・山田洋一編集長に対する「詐欺被告事件」について、神戸地裁第1刑事部は昨年12月19日に保釈請求を却下、翌日、高木甫弁護士が準抗告を申し立てたが、これも棄却した。「決定書」に述べられてい …

日本の軍事予算拡大と米国の先払い制有償軍事援助

 安倍政権が閣議決定した2018年度政府予算案は、総額97兆7128億円と17年度当初予算を0・3%(2581億円)上回り、過去最高となった。今国会で「改憲発議」をめざす安倍政権の下、歳出の伸びで軍事費が突出し過去最大の …

野宿の現場から俯瞰する日本社会当事者主体で「椅子取りゲーム」を変える

86年から一貫して釜ヶ崎において野宿者支援に取り組む生田武志さん。「支援」に留まらず、人それぞれの生きづらさを大切にしながら、社会的矛盾を俯瞰する眼差しを持ち続けている。編集部では今回、生田さんに、(1)近年の野宿の現場 …

刑務所を出たあとの生活再建

トラブル続きの仕事探し  「吐いたつば、飲むわけにはいかんやろ!」─独特な言い回しで就労訓練への意欲を語る柴田さん(57)。カラオケでは矢沢永吉を熱唱し、「バリバリや!」が口癖で、大阪でも不良が多いと噂された(?)堺出身 …

ぷりずむ

 今年は明治維新から百五十年の節目だ。非西洋で最初に「近代化」した日本は、自らの「近代」を振り返り、次の時代を拓かねばならない ▼この百五十年は、十五年戦争の敗北と、福島第一原発核惨事に帰着した。戦前これを主導したのは、 …

ぷりずむ

 沖縄で相次ぐ米軍機のトラブルの追求に、「それで何人死んだんだ」とヤジる副大臣。「何人死んだら動いてくれるのだ」と、宜野湾市民。この政治、忘れへんで! ▼先の大戦と何もかわらない権力政治、意識。違いは言い返すことができる …

ぷりずむ

 今年の冬は寒い。例年よりもストーブを炊く時間が長くなり、しかも灯油代も上がっているので厳しいが、暖をとれるのは、ありがたいことだ。寒い日がつづくと、身のまわりで調子を崩す人も多い。インフルエンザも流行っているが、精神的 …

地域民主主義が壊された名護市長選

 新基地建設の帰趨に大きく影響し、今後の沖縄の進路に深く係わる名護市長選が2月4日、投開票された。結果は稲嶺進さんの3選はならず、自公が推薦した渡具知武豊(とぐちたけとよ56歳)候補が当選した。  ちなみに、同時に行なわ …

世界に広がる抗議行動

トランプはイスラエル建国70周年に合わせ、5月14日にエルサレムに米大使館を移転すると発表。世界中に抗議デモが拡がっている。発言直後から多くのデモが行われているが、比較的新しく本紙でも扱ったアヘド・タミミさん逮捕日より掲 …

【映画紹介】『被ばく牛と生きる』

 福島原発事故の2ヵ月後、農水省は原発から20km圏内の家畜の殺処分を命じた。理由は「放射能に汚染された食肉を流通させないため」。この処置により、牛3500頭、豚3万頭、鶏60万羽などが殺された。  しかしこの殺処分を …

【いま米国では】欺瞞に満ちたトランプの一般教書演説批判

  米大統領の一般教書演説といえば、過去1年間の実績報告と今年度の政策提案と相場が決まっていた。21世紀からそれが変化したようだ。トランプは短いセンテンスで米国は素晴らしい国だと言って、間を置いて、拍手を待つ。 …

人民のものを人民に取り戻そうとしたムガベ

  ムガベ大統領の退陣をめぐるインタビューの第2回目は、ジンバブエの土地改革がテーマ。欧米メディアによる「ムガベ=独裁者」との報道は、多くが彼の実施した土地改革を理由にしていた。すなわち、白人の土地を強奪して黒人に分配し …

「吉田寮を取り壊さないで!」

 京都大学の吉田寮は学生によって自治運営されてきた京都大学の学生寮です。大学とはこれまで担当者と公開の場で話し合い、確約を結んできました。ところが、現在の担当者川添信介氏はそれらを拒否しています。  そして昨年12月19 …