新聞社と縁がある2人の国際人が亡くなった。 1人は、従属理論で有名なサミール・アミン。8月9日、86才。渡辺前編集長と2人で、パリで彼にインタビューして、ソ連・東欧社会主義勢力崩壊後のことを質問したことがある。彼は宗 …
滋賀県警、関西生コン武委員長ら不当逮捕!
前号で掲載した連帯労組の3名の不当逮捕に続き、8月28日、ついに関西生コン支部の武建一委員長ら3人の組合役員が不当逮捕された。組合トップに及んだ権力の総攻撃と言うべき弾圧に対し、抗議声明を要約して転載する。(編集部) 声 …
皆様の夏期カンパに感謝します
みなさまに呼びかけさせていただいた夏期カンパは、8月25日現在、約175万円をいただきました。心からお礼を申し上げます。 弾圧以来、みなさまのご支援で読者は100名以上増加しました。新聞社は現在、専従体制と協力者を拡 …
中国で工場閉鎖に反対するストライキ続発
中国の労働者の闘いの情報はなかなか入手できないが、国営企業で働くファン・シーガンという労働者が『生き残るためのスト ― 中国における工場移転に反対する労働者の闘い』という本を出した。その本について米国の労働運動紙『レイ …
文化欄【映画紹介】沖縄スパイ戦史
映画が終わった瞬間、この映画は三上智恵監督から、私たちヤマトンチュウに投げられた直球だと感じた。学生時代から沖縄を取材していた大矢英代さんと共に、知られざる沖縄戦を丁寧に取材した労作だ。 日本軍の特務機関「陸軍中野学 …
文化欄【連載:みんな居場所を求めてる(6)】京都「くらしごと五右衛門」
子どもも大人も成長できる場 「家族の成長や日常生活の延長線上に五右衛門がある。どのような場にしていこうとかはあまり決めずに生活の中で面白いと思えることを実現できる軽さをもっていたい」―今後の展開を、との問いに、「くらし …
【時評短評私の直言】シングルマザーの貧困を考える しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西 鈴木くみ子
貧困者をさらに選別・差別する国の制度的いじめ シングルマザーの置かれている状況は厳しく、とくに最近の相談で考えさせられ改善してほしいことがある。事務所に相談に来られたYさんの事例を報告する。 Yさんはお子さんが4人で …
【高浜現地抗議】MOX燃料使うプルサーマル運転
地元住民の「原発は嫌だ」の声を実感 関西電力高浜原発周辺で8月22日、「原発うごかすな! 実行委員会@関西・福井」が主催する現地抗議行動が行われた。 同日に4号機の再々稼働が予定されていたため開かれた集会とデモだった …
【ぷりずむ】一昔前までは、ネットなどなくても世の中はまわっていたはずだ
先日、某NPO団体で借りているサーバーで大規模障害が発生し、4日にわたってダウンした。その間、メールの送受信もできなければ、ホームページの更新もできない。折しも大雨暴風警報が出ていたのに、閉室のお知らせもできなかった …
連載(2)パチンコからカジノ法に至る官製ギャンブルの正体 元パチンコ店経営 李 達冨
7月22日の朝日朝刊に、「2011年金融危機から『自殺者3万人時代』」という特集記事が掲載された。「倒産、パワハラ…自殺急増」とある。しかし、この記事は緻密さを欠いた事実解釈に基づいている。私の仮説は、「自殺者急増はギ …
【連載(1)韓国の新たな運動】立ち上がる韓国の女性たち 朴藝智(ぱく いぇじ 交差性フェミニスト)
翻訳・影本 剛 近年の韓国の運動は、日本ではキャンドルデモが広く知られている。だが強固な家父長制と女性嫌悪を変えるために、若い世代にわきおこった新たなフェミニズム運動はあまり伝えられていない。そこで、韓国の延世大学博士 …
東京医科大学の女性入試差別 フリーライター 谷町邦子
露骨な女性差別 読売新聞の8月2日のスクープにより、東京医科大学が入試の際、属性による点数操作を行っていたことが明らかになった。 同大学の内部調査委員会は入試における差別を認め、7日の記者会見で、2次試験の小論文にお …
支持基盤を大事にせよ マーク・エガーマン&ショーン・マックエルウィー
米国中間選挙への民主党内準備選挙の模様が面白い。中間選挙というのは、大統領の任期中間に行われる議会選挙のことで、それが次期大統領選の占いになる。その民主党予備選挙で、主流に反旗を翻す進歩派グループ、例えばブランド・ニュー …
メガスポーツイヴェントを隠れ蓑にしたイスラエル軍の産業博覧会に反対する平昌オリンピック反対同盟
表面的にはイスラエルに反対する国々も、武器分野では秘密裡にイスラエルと結びついている。親イスラエルではないのだが、イスラエル軍が実際の戦争で用いている武器が欲しいためだ。 8月29日、30日の2日間、日本の川崎市のスポ …
「LGBTは生産性がない」-杉田水脈発言 「非生産的人間」を認めない日本社会の歪み 浪花の歌う巨人・パギやん(趙博)
殺戮者の手記で儲ける太田出版 太田出版は、1997年に起きた神戸連続児童殺人事件の犯人「酒鬼薔薇聖斗」を名のった「少年A」(事件当時14歳)が32歳になって書いた手記『絶歌』を2015年に発売、発行後1カ月で25万部、 …