労災・解雇・社保未加入…外国人労働者を支援して30年

 外国人労働者が抱える問題を積極的に支援している神奈川シティユニオン。立ち上げ当初は「サンド(海辺での砂の土台のように波ですぐに崩れる)労働組合」といわれたが、30年以上にわたって活動し、組合員約700人を抱える歴戦の労 …

加計・森友疑惑のもみ消しを許すな!

今治市民黒川さん 腐敗した権力者・安倍&麻生を引きずり下ろすため街頭に ――安倍首相は面会を否定しました。問題の核心は?  首相は「愛媛県などの主張は伝聞の伝聞だ」と答えました。よく考えた言い逃れです、確かにそうですから …

【実録】公安警察取り調べ(7)

12月11日(逮捕から20日)、検察は、起訴を通告してきた。生田警察署は、年末年始の警備体制に入るためか、多くの被収容者が拘置所へ移動し、留置所は閑散としている。私の取調べも10日で終了。調書は、1通も作らせなかったので …

【言わせて聞いて】連鎖する貧困

 日本は豊かな国で、モノが溢れていて、食べるには困らない、海外の発展途上の貧しい国々に比べれば、まるで天国のような貧困格差のない社会であるイメージを、マスコミや政府は長きに亘って国民に与え続けています。私もそう信じさせら …

【ぷりずむ】

 安保法制反対の運動のとき「戦後70年を迎えた今、立憲主義はかつてない危機に瀕している」と言われた。だが、憲法をその地の最高法規とするという立憲主義は本当に実現していたのか。▼占領が終わってから今日まで、日本国憲法の上に …

【視点論点】パレスチナ人のもう一つの悲劇(2)

若い秘密警察がデモ隊に暴行  前号の視点・論点で、ガザの帰還権運動の人々の命よりも自己権力維持を優先するPA(パレスチナ自治政府)の態度を批判する「ガザのもう一つの悲劇」を書いたが、この悲劇はパレスチナ人全体に当てはまる …

ベネズエラ左翼政権の行方

 ラテン・アメリカの左翼政権が次々姿を消していく中、ベネズエラのマドゥ―ロ率いるチャベスモ(チャベス主義)は、地方選挙という民主主義的方法で乗り切った。マドゥーロを批判してきた民族統一会議(MUD)は選挙ボイコットを呼び …

暮らしの中にある信頼感をベースにした「世界マヌケ反乱」へ

 「ルールが幅をきかせてメチャクチャが許されない…そんな予定調和の反原発運動を見て、「これ、俺は向いてないなと思うようになった」と語る、高円寺「素人の乱」の松本哉氏。3・11直後、1万人超の反原発デモを呼びかけた同氏は、 …

【時評短評 私の直言】7人見せしめ処刑

 映画監督・森達也は、2本の「オウム真理教」に関わるドキュメンタリー映画を作っている。「A」(1998年)と「A2」(2001年)の2本である。被写体はオウム真理教広報副部長の荒木浩で、タイトルAは荒木(Araki)のA …

【くりりゅうの哲学ノート】人気バンドの『HINOMARU』に思う

 まさか私が生きている間に、「愛国」という言葉が、こんなにも肯定的に使われるようになるとは思っていなかった。秘密保護法も、安保「改悪」も済まされた現状でこのような感想を持つ私は、ぼんやりとした、時代に乗り遅れている人間な …

水道事業民営化法案 水は住民の生命線民間に売り渡すな

水道法改正案は衆院を通過したが、海外では民営化により高額化した水道水を使えなくなる問題も多発している。今国会成立は見送られたが、再提出の可能性も高い。政府は大阪北部地震の水道管破裂を民営化の口実の一つに挙げた。(編集部) …

【ぷりずむ】

 1651号のぷりずむで、やる気が出ないのは湿度が悪いので私は悪くないと書いた。自然の波には逆らえないと。その後、ぐんぐん気温が上がって、真夏の炎熱地獄さんがいらっしゃった。やる気は出ないどころか枯渇して、うんざり、げん …

残業代ゼロ強行採決 労基法を盾に拒否は可能

 6月29日、反対世論を無視して与党が「高度プロフェッショナル制度=残業代ゼロ法案」を強行可決した。前日の野党の島村大参院厚労委員長解任決議案も審議すらしなかった。7月10日には早くも残業規制緩和の議論が始まった。  関 …

異例づくしのオウム元幹部7人の死刑執行

 7月6日、松本智津夫(麻原彰晃)さんをはじめオウム真理教元幹部7人が死刑執行された。テレビ各社は、大雨災害報道を臨時ニュースに切り替え、リアルタイムで執行状況を報道した。今回の死刑執行と報道の異常さについて、編集部で議 …

【言わせて聞いて】ニカラグアの翻訳記事に意見

経済成長率5%を持続させ、2015年までに貧困半減を達成、女性の平等を重視し、中南米におけるジェンダー不平等度が最も低い国となったニカラグア。IMFや富裕層の「改革」要求を拒否し、困難ななか社会主義的政策を指向するサンデ …