加計・森友疑惑のもみ消しを許すな!

安倍内閣総辞職求め街頭へ 今治市民・黒川敦彦さんと豊中市議・木村真さんに聞く

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今治市民黒川さん

腐敗した権力者・安倍&麻生を引きずり下ろすため街頭に

――安倍首相は面会を否定しました。問題の核心は?

 首相は「愛媛県などの主張は伝聞の伝聞だ」と答えました。よく考えた言い逃れです、確かにそうですから。しかし、黒に近いグレーの証拠は数多くあります。

 首相は「会ったことはない」としかコメントしようがない。一般的に容疑者は自ら自白はしません。首相だけが答えるという疑惑解明の構造を変える必要があります。つまり、予算委員会で首相が白か黒かの議決を取ればいい。自民党・公明党の議員までも、首相は無罪だと言えるのか、と問うのです。

 今は加計学園がどう動くかが重要な点です。首相に会ったと言えば首相が贈収賄で危うくなり、会っていないと言えば愛媛県や今治市から補助金がもらえなくなる。どちらに転んでも政権・学園はピンチ。森友のように後から録音データが出てくる可能性もあり、外濠は埋まっています。愛媛県が対決姿勢になっている効果は大きいですね。加計に補助金を出さないこともありえます。
――愛媛県知事は保守側の維新の会です。対決姿勢の背景に何があるのでしょうか。

 県民の目線で言うと、県知事は、同じ愛媛出身で、安倍首相と近い関係にある、元厚労省の塩崎恭久と仲が悪いのです。そして、維新橋下徹の盟友で自民党県連と対立しています。もしかしたら、国政選挙に出るつもりかもしれません。
――黒川さんは今治市への住民訴訟も起こしています。状況を教えてください。

 今治市が学園に用地を無償譲渡したのは違法として、学園に用地の評価額36億7500万円を支払わせることなどを市に求めています。第3回口頭弁論が23日、松山地裁で開かれました。

 私たちは、市職員が2015年4月2日に首相官邸を訪問した際の出張復命書や、同年6月5日に内閣府で実施された国家戦略特区ワーキンググループのヒアリングを巡る文書の提出などを市に求めました。こうした関連文書を黒塗りではない形で出させたいと思います。学園の見積書を出させることができれば、勝訴も可能だと思いますし、政権を追い詰められます。地元でも不満を持つ人は多いのです。
――市民や野党は何をすべきだと思いますか?

 官邸抗議行動の直前に、新宿西口でモリカケ問題や雇用問題を合わせて連続街頭宣伝をしました。名もない市民である私たちの演説に100人が立ち止まり、反応がとても良かった。

 今の政治に対する市民の不満は爆発寸前だと思います。うまく伝えれば人は動きますし、街頭行動は写真や映像を通してネットにも広がります。
 議員もどんどん街頭に出るべきです。先日東京で6野党合同街宣がされましたが、それぞれが6回街頭に出た方がより伝わります。韓国では、民衆が100万人のデモで朴政権を倒しました。腐敗した絶対権力者を引きずり下ろすには、ここまでしないといけない。みんなでもっと街頭に出ましょう。

豊中市議木村さん

市民を諦めさせることが目的松井・維新の責任を追及

 森友問題は安倍の犯罪です。籠池氏が保釈されたので、安倍首相を代わりに逮捕して監獄に入れるべきです。あまりにデタラメな答弁ばかりで、市民の政治への関心を失わせるためにわざとやっているのではないかと感じます。

 防衛省の日報隠蔽問題や厚労省のデータねつ造など、一つ一つで内閣総辞職、少なくとも担当大臣は辞職すべき問題ばかりです。これでも政権が存続するなら、何があっても倒せません。

 自民党の議員も内々では『首相が加計氏と会っていないなどありえない」と言っているほどの状況です。政権は官僚のリークで追い詰められたため、官僚にメモを取らせていないそうです。証拠を残さないためです。最悪です。

 安倍が辞めるか、民主主義が終わるかの究極の闘いです。『辞めた後はどうなる、代わりがいない』と言われますが、まず辞めさせないと話になりません。

 私たちは大阪にいるので、松井維新の森友学園認可の責任も追及します。維新はまだまだ補欠選挙などで勝っていますし、大阪都構想も言っている。政権は、労働法改悪など悪法の強行採決も維新の協力で正当化しています。改憲も公明党が『平和の党』の建前でいまいち乗り気でないなか、維新は前のめりです。

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