【ぷりずむ】

 マイケル・ムーアの『華氏119』をみた。朝日新聞にムーアの映画はプロパガンダに過ぎないと揶揄する記事があったが浅薄な意見だ。政治的主張があることは何らマイナスではない。その主張のためにウソ情報や洗脳手法が使われているわ …

【韓国取材(2)】正当な賃金と雇用の安定求め大学院生労組結成

10月の韓国取材報告の2回目は、今年2月、ソウルで大学院生労組の全国組織が初めて発足したことをお伝えする。15万人ともいわれる大学院生の労働者性を問うとしている。組合員は200名足らずで、公然メンバーは3名だけだが、問い …

韓国徴用工判決・猛反発する日本は異常 設置理念に則ったピースおおさかを取り戻す会・共同代表 井上 純

 韓国大法院の新日鉄住金元徴用工判決に対し、マスコミ、政府、経団連など加害企業側、日本会議系など歴史修正主義者たちが凄まじい攻撃をかけている。それは、相手を徹底的にこき下ろし、事実をフェイクだと攻撃するトランプの手法と全 …

【時評短評 私の直言】2018年夏の記録―関空崩落と9・11NYの共通性 神戸大学 原口剛

 今夏、日本列島は地震や台風が相次ぎ、関西も大きな被害を受けた。被災の経験は、私たちが生きる状況の真の姿をみせつけた。  9月4日、台風21号が神戸に上陸した。観たことのない光景が、次々と映し出される。衝撃的だったのは、 …

【文化欄】連載:みんな居場所を求めてる(8) 株式会社Hibana代表 松田直子さんに聞く 聞き手:編集部・矢板

 「ずばり松田さんにとって木とは?」という質問に、少し間をおいて「そうですね、多様性みたいなものじゃないかと」という答えが返ってきた。 そして逆に「何の木が好きですか?」と質問を返される。振り返ってみると、木というものの …

【映画紹介】長編ドキュメンタリー映画「心の故郷―ある湾生が歩んで来た道」

台湾で生まれた日本人がテーマ  日清戦争で勝利した日本は台湾を植民地にした。日本(多くは九州、四国、沖縄など西日本)から軍人、官吏、企業の駐在員、商人、漁民たちが移民として移り住んだ。明治から大正にかけてである。そして台 …

【フランス植民地主義の現在】コミュニスト・オダンの虐殺を認めたマクロン パリ第八大学博士課程在学 須納瀬 淳

 61年、あまりにも長い年月だ。事件から半世紀以上も経った9月13日、仏大統領エマニュエル・マクロンはある歴史的な行動を起こした。  アルジェリア戦争中であった1957年6月11日、反植民地主義者でありコミュニストの大学 …

【ブラジル】ボウソナロ・ファシスト政権が誕生 ジェイク・ジョンソン(翻訳・脇浜義明)

 10月28日、差別的偏見と軍国主義を掲げたファシストのジャイール・ボウソナロがブラジル大統領選挙で勝利したとき、女性、LGBTQ、労働者、有色人は恐怖で慄いた。一方、西側の企業と商業新聞は歓びを隠せなかった。元極右落下 …

京丹後「米軍基地いらんちゃフェスタ」

後文化会館で、「米軍基地いらんちゃフェスタin丹後2018」が開催された。集会には市民・労働者・学生ら700人が参加した。「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」は、10月2日に代表の三野みつる氏が膠原病で亡くなったばかりであ …

【言わせて聞いて】

自然災害特集 (1)原発運転全面休止 (2)辺野古工事全面中止  福島原発事故は「想定外の出来事」ですまされようとしています。今年起こったこと、夏の異常な暑さ、台風が東から西へ横断した! 異常に強い台風が幾つもきて関空が …

【韓国取材(1)】「ロウソク革命」後の社会運動の息吹

 韓国現地取材にあたって 編集長・山田洋一  11月17日からの韓国現地取材を連載する。ロウソク革命、文政権成立後の社会運動の息吹を伝えたい。折しも、朝米首脳会談、南北融和が進むなか、韓国の民衆・活動家は、未来をどう見据 …

【ぷりずむ】

 ソーシャルビジネスで社会問題に取り組んでいる人に出会うことがある。発達障害の支援やシングルマザーの就労支援など、その課題を要領よくプレゼンし、解決方法を示し、事業として展開していこうという意気込みはわからなくもない。が …

【フクシマ通信(2)】あぶくま97条の会 遠藤智生

 福島県内各地に設置されている、モニタリングポスト。日常の暮らしのなかで常に環境放射線量を知らせるモニタリングポストの存在意義は小さくない。「周りをきれいに除染しているから、線量が低く出ている」「実際の数値より低く表示さ …

【時評短評 私の直言】福島県知事選凪の風景と敗北 シネマブロス代表 宗形修一(福島在住)

 10月28日の福島知事選は、現職の内堀雅雄が有効投票数に占める得票率91・2%で圧勝した。投票率は45・04%(前回45・85%)と、過去2番目に低かった。結果は、内堀雅雄:60万5467(自民・立民・国民・公明・社民 …

【祝】連載100回記念 特別企画 著者・まつだたえこさんインタビュー

 本紙連載4コマ漫画『貧困さんいらっしゃい』が100回を迎えた。10年前から貧困や摂食障害に苦しむ当事者として、日本の政治・社会の問題を鋭く、おかしく描いてきた、まつだたえこさん。「ウツ」など自身の心の病を題材にした漫画 …