【香港200万人デモの背景】北京政府を後ろ盾にした行政長官の傲慢 香港の民主主義犯す「逃亡犯条例改正」香港中文大学非常勤講師 小出雅生さんインタビュー

 200万人を超える市民が立法会周辺を埋めつくした香港。発端となった「逃亡犯条例改正案」は無期延期(事実上撤回)となった。市民の勝利である。改正案が発表されて以降4回の抗議デモが行われ、当初10数万人程度だったが、瞬く間 …

【ぷりずむ】

 巷の人々の多くが、人権擁護側の運動を理解せず、少数派を否定する思考状態に陥って、左翼的な主張を「パヨク」と呼び、「日本人なのに東京オリンピックに反対なのか」(高須医院長)などと発言している▼それは、哲学者・オルテガの言 …

【福島から】原発事故を忘れさせるための 復興五輪に反対の声を 黒田 節子(原発いらない福島の女たち)

収束しない放射能汚染 今も続く被ばくの現実 64年「東京五輪反対」プラカード 原発事故を経て理解  今春のある日の東京新聞に、子どもたちがJヴィレッジでサッカーをしている写真が載っていた。子どもをダシにした「復興」キャン …

【くりりゅの哲学ノート】第3回不安や恐怖を 差別につなげないために 在野の哲学者・文筆業 栗田 隆子

センターをめぐる運動内でも  私はこの10年近く運動内の暴力(もちろん性暴力込み)について考えてきた。左派やリベラルとされる立場の人の振るう差別や暴力。それこそ最近では西成区の「あいりん労働福祉センター」が閉鎖されるに伴 …

【時事雑感】編集部が、リレー形式で時事問題を斬る!「老後生活に2000万円必要」は現実 公的年金 運用失敗で15兆円の損失 編集部 田中 末広

 公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、2018年10~12月期の運用結果が過去最悪の14兆8039億円の赤字だったことを発表した。年金資金を海外国内のインフラ事業への投資や株投資などで資産運用 …

さまざまな民族ルーツの子どもが ともに学ぶ場、クロスベイ(代表 宋悟さん) 聞き手 編集部 ラボルテ

 2017年4月に大阪生野コリアタウンに拠点を開いたNPO法人クロスベイス。「差別と貧困をなくし、ともに生きる社会をつくる」ことを理念に、小中学生を対象にした学習支援サポート教室(DO―YA)や体験活動事業(DO/CO) …

【東京五輪 開幕一年前】五輪が損なう スポーツの魅力 平尾剛さん(神戸親和女子大学発達教育学部教授) インタビュー インタビュー 谷町邦子

新聞やウェブメディア、講演などで東京オリンピックに反対の意思を表明した平尾剛さん。発言に対して、スポーツ界、大学内の体育教育関係者はほぼ無反応だったという。元ラグビー選手として反対の理由、そして教育者として、多くの選手の …

【イスラエルに暮らして】告発するイスラエル人権派の活動 イスラエル在住 ガリコ 美恵子

途上国への武器輸出・治安・軍事訓練 フィリピン政府に武器輸出 治安警察の大量虐殺を支援  「民衆虐殺、学校爆破、女・子どもに対するレイプ、女性生殖器を狙撃するフィリピン警察に、イスラエル外務省および国防省は武器輸出許可を …

編集部のジェンダー問題について論説委文章を受けて

 1684号の編集部・村上文責のジェンダー問題を議論した論説委員会の報告記事が波紋を広げている。論説委員からは「短時間の議論の一部が、過度に強調されている」との異論が出され、編集会議でも議題となった。一方読者からは、「う …

【東京五輪 聖火リレー】侵略や原発事故・被災者を隠す 負の遺産リセットする政治利用  小笠原 博毅さん(神戸大学大学院国際文化学研究科教授)インタビュー(下)

『反東京オリンピック宣言』を著した神戸大学の小笠原博毅さんに、東京五輪の問題点を聞いた。 前号では、IOCがメディアの力で開催反対論を封じ込め、市民社会全体を取り込む巨大権力であることが明らかにされた。今号は詳細が公表さ …

秋田県警が差別的な情報拡散 女装と不審者を結びつけるな レインボーなごや 酒井 徹

 「女子高校生2人が、女装姿の男を目撃する事案が発生」との「不審者情報」が5月21日、秋田県警のHPに載った。これでは女装自体が問題であるかのような誤解を与え、偏見を助長する。この情報は、「ガッコム安全ナビ」というサイト …

【映画紹介】「新聞記者」が公開

森友・加計事件や辺野古 赤土問題など、菅官房長官 追及した望月記者を題材に  映画「新聞記者」がいよいよ公開される。森友・加計学園事件をきっかけに官邸付き社会部記者となり、菅義偉官房長官の定例記者会見において、加計学園事 …

【募集】獄中俳句・短歌・川柳 選者:岡村知昭・矢板進・乱鬼龍

獄中者の 感性に期待  拘置所・刑務所 在監の皆さん。人民新聞では、獄中俳句・短歌・川柳を募集しています。テーマは、在鑑生活、人間関係などは無論、監舎から思う自然、娑婆の思い出、生きづらさ、人生の総括など自由です。同封の …

【利権の温床 東京五輪】「帝国」としてのIOCと腐敗構造メディアとIT化による民衆支配  小笠原博毅さん(神戸大学大学院国際文化学研究科教授)インタビュー(上) 

東京五輪開幕まで約1年、聖火リレーのコースも発表された。だが東京五輪は根本から問題視されてきた。それでも中止を求める声は高まっていない。『反東京オリンピック宣言』『やっぱりいらない東京オリンピック』を著した神戸大学教授の …

【人民新聞の発展のため夏季カンパを!】

 香港では、政治的自由を護るために100万人の若者が議会周辺道路を占拠しています。香港政府はこれを「暴動」と非難し、立法会の議長も改正案採決の方針を変えようとはしません。警察の暴力はエスカレートし、デモは激化しそうです。 …