差し迫る核兵器使用と核事故を隠す 米国の原爆責任と日本の侵略責任両方問うのが「ヒロシマの責務」 今年も8月6日の広島原爆投下日に合わせて、広島で多くの反核集会・デモが行われた。今年の情勢は危機的だ。米国・トランプ政権は …
【食べて身になる 連載(3)】〈不食〉を実践 地球への「祈り」木澤 夏実(げいじゅつ と、ごはん スペースAKEBI)
食を通して社会を考える 「ナツミさん、取材に行きませんか。〈不食〉というのを実践してはる、村上忠政さんのところへ」―そう聞いた瞬間、わたしの知的好奇心は爆発的に上昇し、しかし同時にひと匙の不安も覚えた。〈不食〉だなんて …
【時事雑感】拡大する香港民主化闘争 問われる日本の民主化 編集部 田中 末広
編集部が、リレー形式で時事問題を斬る! 香港での「逃亡犯条例」阻止から始まった民主化闘争は、12週目に入り8月18日には170万人(香港人口は約750万)、人口の4.5人に1人が参加する抗議行動があった。23日夜には人間 …
【長崎・大村入管】収監者からの訴え 長期収容に抗議して ハンスト続けます ドゥラント・ホアン・カルロス
昨年春、名古屋入管の審判部門担当が突然「仮放免許可を延長しない」の一言で、大村入国管理センター収容施設に再びぶち込まれました。再収容の理由も知らされず、仮放免申請は、すべて不許可です。入管収容施設の権限が大きすぎて、裁 …
【言わせて聞いて】
若者を斡旋する ヤミ組織 私は、解体業者で運転兼ユンボの操縦として働いている78歳の者です。同じ職場に20歳代後半のベトナム人が4人働いています。彼らが解体業で働いている事情はよく判りません。でも、私は日当=12000 …
【編集一言】
編集部近くの郵便局の一番目立つ窓口で、『アパホテル』のレトルトカレーが売られていた。アパは南京大虐殺を否定する本を客室に置き、経営者の極右思想がSNSを通して世界中から批判された会社だ。しかもHPで「虐殺はなかったと理 …
人類救済は資本主義を終わらせることから ファラマーズ・ファーボード 翻訳:脇浜義明
滅びるか、それとも人人の関係及び人と自然の関係を変革するか、これが今人類が直面している大問題だ。この命題の正しさを証明する証拠は明確で、しかも増え続けている。にもかかわらず、その原因の理解は必ずしも広く行き渡っていない。 …
香港はブルジョア的解放以外の道を模索すべき ウィルフレッド・チャン Dissent 2019.8.8 翻訳:脇浜義明
これまでの香港人の抵抗以上に、逃亡犯条例改正案に反対する闘いは、もはや中国の窓口としての香港を必要としない世界における香港の位置付けの苦しさを物語っている。 英国から中国へ香港が返還されてから20年間、香港は西側のネオリ …
【対談】ポスト資本主義見据えた 左派の戦略とは?縮小研究会 代表 松久 寛 vs 薔薇マークキャンペーン 松尾 匡
反緊縮経済政策と脱成長縮小社会をめぐって 参院選では、山本太郎氏の主張と候補者が大きな話題となった。消費税廃止、奨学金徳政令など、れいわ新党の経済政策の柱となっていたのが、「薔薇マークキャンペーン」の「反緊縮」政策だ。 …
【ぷりずむ】
河出書房新社の『文藝』秋号が売れているらしい。特集は「韓国・フェミニズム・日本」。「日本」の要素がはっきり分からないが、韓国作家の最新短編小説を一挙に読める▼家父長制などの旧来的な秩序を自明視せず、啓蒙的な …
【時評短評私の直言】映画「赤軍-PFLP 世界 戦争宣言」の先駆性 シネマブロス 宗形 修一
パレスチナ解放闘争から世界を捉えた 「パレスチナ連帯」という 世界的視座 若松孝二・足立正生共同監督は、70年代の世界の焦点を「パレスチナ」と捉え、ゲリラキャンプ地に潜入しこの映画を完成させた。その中でサイダ難民キャン …
緊張高まるホルムズ海峡 原因は米国の横車 「有志連合」に加わる理由など微塵もなし 山口協(地域・アソシエーション研究所)
論説委員会 イラン情勢をめぐって 7月の論説員会では、米国との間で緊張が高まるイラン情勢をめぐって論議を行った。米国はイラン産原油の全面禁輸を表明し、経済制裁の度合いを高める一方、イランはウラン濃縮の高度化を仄めかすな …
【連載 東京五輪の返上を】肥大化、利権化した五輪は終わりに 神戸大学大学院国際文化学研究科教授 小笠原博毅
第1回 人命にかかわる灼熱下での強行 東京五輪開幕予定日まで1年を切った。福島事故の隠ぺいや数々の不正疑惑など、問題は数えきれない。日本への怒りのデモが続く韓国でも、放射能汚染への懸念が再燃し、ボイコットに世論の3分の …
【連載(2)食べて、身になる】「食」で、のびやかになる 木澤 夏実(げいじゅつ と、ごはん スペースAKEBI)
差別を生み出す料理作法を 崩すことで人間解放の道が 「食」というものは元来、生産・調理・食事といった全ての過程において、とにかくやたらとルールの多いものであった。理にかなった先人の知恵が継承された結果、その分野の常識と …
【オシテルヤン日記】本人の意思を尊重しつつ見守る 大阪・長居「コミュニティスペース オシテルヤ」職員 中桐 康介
夜回りで出会う人々とそれぞれの理由 「息苦しくなって」 施設を出た女性 7月×日 先月からぼくらの夜回りコースで50歳前後の女性が野宿しており、気になっています。話すとけっこうしっかりしゃべってくれて、お金がなくて、 …