各位のムーブメント 申し入れに高圧的な対応全国からの抗議は続く

高浜4号機再稼働反対・現地阻止集会

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学生からの報告
 高浜原発3号機の再稼働が目論まれる6月6日、「高浜原発うごかすな!現地緊急集会」は、正午から高浜原発ゲート前で開催された。
 デモ出発点の展望台には、120名以上の仲間が全国から結集し、私たちの関電への申し入れ書を配ると吸い込まれるように受け取られていった。30代以下の若い世代も前回の1名から大きく躍進し、7名(さらに前日のアメーバデモには2名)の決起をかちとった。
 展望台では、呼びかけ団体「若狭の原発を考える会」の木原壯林さんより、5日のアメーバデモと早朝の高浜町役場職員への抗議行動をうちぬいたことが報告された。出発の正午になると素早く隊列を組み、「高浜原発再稼働反対!」「関西電力原発やめろ!」のシュプレヒコールとともにゲート前へと進んだ。
 集会では、まず「若狭の原発を考える会」が基調を提起する。「原発が極めて危険な装置であり、原発の重大事故が悲惨極まりない被害をもたらすことは、チェルノブイリ、福島原発事故で明らかだ」「世論調査では、脱原発の声は推進の2倍以上だ。高浜町音海地区では、原発運転反対の決議があがっている。脱原発は圧倒的な民意だ」「事故を起こす関西電力には、原発を動かす能力・資格がない」「関西電力が原発を動かそうとするのは、人の尊厳、生存の権利を犠牲にしても、経済的利益を優先させているからだ」「6・6高浜原発うごかすな!現地緊急集会の大成功をかちとろう!」。

次は関電包囲大集会を

 午後1時、代表団による関西電力への申し入れが行われた。しかし関西電力は、代表団を二重になったゲートの柵へ閉じ込め鍵をかけるという許しがたい圧力をかけてきた。「仲間を閉じ込めるな!関西電力は自分が柵から出てこちらまで来て申し入れ書を受け取れ!」との声がとぶ。
代表団は柵内から拡声器を使い、読み上げた。
 再稼働予定の午後2時近く、「再稼働反対!」のシュプレヒコールが始まった。再稼動が報告されると「今すぐとめろ!」と、さらに声は高まる。
 アピールでは、福島から参加した「原発いらない福島の女たち」の黒田さんが「なぜまだ気づかないのだ! すでに事故は起こった。福島を無視するな」と叫んだ。続いて東京から大阪に避難した仲間がマイクをもち、線量の高い東京から関西に移住し、だからこそ再稼働は許せないと訴え、東京から駆けつけた仲間たちは、被ばくは自分にも起こっていると再確認することとなった。
 京都大学同学会の学生より届いた連帯メッセージが読み上げられたのち、肩を組み、インターナショナルを歌い、団結をより一層強いものとした。最後に、木原さんより「原発全廃! 次は2万人集会だ!」との力強い提起があり、会場全体で確認され、集会は圧倒的な拍手で締めくくられた。
 関西電力は、今秋にも大飯原発の再稼働を目論んでいる。今後も現地行動に参加する人々を募集している。

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