フォトグラファーの山本英夫さんは、1989年5月から沖縄を訪れ、95年から沖縄・日本各地の基地・軍隊を撮影している。近年、「与那国通い」を重ねる山本さんに、与那国島の現状について寄稿していただいた。 (編集部) 初め …
【時評短評 私の直言】戦没船員の追悼式 で感じた強い危惧柿山 朗(元外航船長/元海員組合全国委員)
5月15日、私は観音崎公園(横須賀市)で行われた戦没・殉職船員追悼式に参加した。海に面した碑文には「安らかにねむれ わが友よ 波静かなれ とこしえに」と刻まれている。太平洋アジア戦争では約6万600名の船員が命を落とし …
【関ナマ弾圧】大阪での裁判も本格化 正当なストを威力業務妨害罪?
宇部三菱・中央大阪生コン協同組合事件 公判 「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部(以下関ナマ)」が連続弾圧を受けている。うち、(1)昨年9月18日に16人逮捕・7人起訴された事件と、(2)10月9日に8人逮捕・ …
【時事雑感】「象徴天皇」て何? 編集部 田中末広
編集部が、リレー形式で時事問題を斬る! 戦後の「民主教育」を受けてきた私にとって、日本国憲法は「世界に誇る平和憲法」であって、その3大要素は、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」だと教えられたように記憶している …
【イスラエルに暮らして】日本政府もかかわる「パレスチナ建国」 イスラエル在住 ガリコ 美恵子
戦争勃発を想定した和平案 米国大統領上級顧問クシュナー氏が、「パレスチナ・イスラエル和平案」を6月に発表する、と国際社会を騒がせている。ところが5月7日、イスラエルの「アイヨム紙」が、トランプ政権が「世紀のかけひき」と …
終わらない三里塚闘争 三里塚関西実行委員会 松原 康彦
今なお続く国からの強奪と 農民らの抵抗に注目 53年前の1966年、成田空港建設を理由に、国は住民への説明会など一切の手続きもなく農地強奪を始めました。3千人を超える農民、住民が怒り立ち上がったのが、三里塚闘争の始まり …
【映画紹介】日本軍「慰安婦」 史実を物語で再現 「雪道」上映会主催者 方 清子さん(日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク)インタビュー
日本の加害責任明らかに 5月6日、日本軍「慰安婦」問題の韓国映画『雪道』が関西で初公開された。会場は東成区民センターで、150人以上が参加した。映画は史実に基づいたドラマで、「慰安婦」にされた少女の当時と、86歳となった …
【天皇制を考える】「特区構想」に抵抗し 釜ヶ崎から天皇制を突き崩す 尾崎 美代子(居酒屋はな店主)
意見特集(9) 釜ヶ崎より 天皇賛美の「令和! 令和!」の大合唱、「奉祝」ムード一色という異様な状況の対極にあるのが、釜ヶ崎だろう。その釜ヶ崎では3月31日以降、労働者らにより闘われていたセンターでの「自主管理」が、天 …
【各地のムーブメント】「老朽原発うごかすな!関電包囲全国集会」に参加して A(AWC youth)
5月19日、1682号8面で紹介した「老朽原発うごかすな!関電包囲全国集会」が行われ、全国から750人が関西電力本店前に結集し、御堂筋をデモ行進した。参加者からの感想を掲載する。(編集部) 空は明るいが、曇っていて涼し …
【贈呈本紹介】社会運動史研究1-運動史とは何か 評者 編集部 山田 洋一
「社会運動史をめぐって、研究者がネットワークを作り討論を重ねるプラットフォーム」―これが「社会運動史研究」発刊のコンセプトだという。同誌は、大野光明・小杉亮子・松井隆志ら若手研究者が中心となり、「アカデミズムと運動現場 …
【天皇制を考える】国の中枢が天皇だから民主的で開明的な国にならない 読者T
「言わせて聞いて」への投稿 私は天皇制に反対だ。「明仁が平和主義者」だったとしてもだ。いや、「明仁が平和主義者」ならなおさら「天皇制に反対」だ。この2つは矛盾であるどころか論理的に直結する。 危うい制度、 天皇制 …
【天皇制を考える】天皇翼賛報道でメディアは死んだ浅野 健一(元・同志社大学大学院教授)
意見特集(4)メディアの視点から異論を排除する天皇交代・改元報道 エイプリルフールに安倍晋三首相が新元号発表で記者発表、メーデーに新天皇即位儀式が行われた。安倍官邸と電通・博報堂の共謀で、改元によって「新しい時代が始まる …
【ぷりずむ】
十肩になった。腕が後ろにまわらないので、着替えるのも身体を洗うのも不便だし、ややもすると激痛が走る。この痛いのが困る。上腕のあたりがチクチク痛み、ひどいときは眠ることができない。誰かが呪いの藁人形に五寸釘でも打ちこんでい …
大阪の未来の構想を提示したい高木りゅうた(高槻市議会議員)
都構想騒動や万博が終わるときが維新の賞味期限 大阪の統一地方選挙で維新が躍進した。原因と対抗策は何か? 高槻市議で、三選を果たした高木市議が統一地方選挙の結果を総括する。 (編集) 大阪ブランドのひとつになった「維新」 …
反戦・反基地運動の衰弱 安倍の軍拡を追及する運動を池田 五律さん(戦争に協力しない!させない!練馬アクション)インタビュー
国家安全保障官僚による軍拡路線(2) 前篇では、中国脅威論と自衛隊ミサイル配備の狙いを掲載した。今回は、日本の反戦運動の現状について、長年の経験をもとに、総括と展望を聞く。 (編集部) ―米朝首脳会談の継続、南北融和が進 …