2月16日(土)13:30~17:00
会場: 同志社大学今出川キャンパス 尹東柱詩碑前(同志社礼拝堂近く)/ 同志社大学今出川キャンパス 至誠館1階 S2教室
参加費:
(プログラム)13:30~14:15 「献花式」(尹東柱詩碑前)14:30~16:00(講演)野上龍彦「青春の詩人 尹東柱」
※講演終了後、質問等を含めて、その場で交流会を開催いたします。
(開催趣旨) 貴下におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、「天(そら)を仰ぎ 一点の恥じなきことを 葉裏(はうら)をそよぐ風にも 私は心痛めた」と詠った尹東柱(ユン ドンジュ)は1917年12月30日、旧満州(現 中国東北部)で生まれ、ピョンヤン・ソウル・東京・京都で学び、同志社大学在学中、朝鮮語で詩を書いたことが、朝鮮の文化を称揚、独立を志向させるとして「治安維持法」で逮捕され、1945年2月16日、祖国解放を半年待たずして、福岡刑務所で獄死しました。享年満27歳。
同志社の校祖新島襄は「良心の全身に充満したる丈夫ますらおの起こりきたらんことを」との言葉を教学の精神としましたが、「一点の恥なきことを・・」と詠った 彼の詩や生き様はまさに新島襄の言葉そのものでした。そんな縁もあり、我々は1995年2月16日、同志社大学のキャンパス内に彼の詩碑を建てさせていただきました。彼の詩や生き様は、国や世代・時代を超えて今もなお人々の心の奥深く生きています。
その尹東柱が日本の文部省(現・文科省)選定の高校の国語の教科書で紹介されています。(朝日新聞から出版された、茨木のり子さんの「ハングルへの旅」で尹東柱が紹介されていますが、それが筑摩書房発行の文部省選定の高校の教科書に転載、累計約40万部発行されているとの事です)当時も韓日関係は厳しかった中、日本の「国定教科書に採用」と言うことは並大抵のご苦労ではなかったかと思います。「文部省選定の教科書に採用」されるまでのいきさつや苦労話を当時の編集者の野上龍彦氏をお招きしてお話を伺いたいと思います。
公私ともどもお忙しいとは存じますが、ご臨席賜えれば幸いです。
主催:尹東柱を偲ぶ会/同志社コリア同窓会 後援:同志社コリア研究センター