吉田太郎・天笠啓祐が語る農・土・遺伝子組み換え


イベント詳細

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7月4日(金) 13:00開場 13:30~16:30
会場 :東京ボランティア市民活動センター会議室B/東京都新宿区神楽河岸1-1 飯田橋セントラルプラザ10階 ZOOMオンライン
参加費 :1,000円(現地参加及びZoomとも)
主催:ゲノム問題検討会議
連絡:神野玲子 E-mail jreikochan@yahoo.co.jp 090-2669-0413

戦後一貫して工業が優先され、農業が犠牲にされた政策の中で、農村の若者は次々と工場労働者として都市に行った。
儲からない農業は一層の生産性向上が求められ、化学肥料の多用、大規模化、機械化施策が実行されてきました。
米の生産調整のため休耕地は増え、高齢化して後を継ぐ農家も益々少なくなり、2022年、
65歳未満で農業所得が主な個人経営体は約20万にまで減少していています。
一方で消費者は、西洋化で米離れ、忙しさでインスタント食品、加工食品が喜ばれ、安価な、
そして多様な輸入食品が買われています。自給率は生産額ベースで58%(2022年 畜産、魚介類は50%未満)まで減少し、
益々農家は疲弊しています。
有機農業の耕作面積は約3万haで全体の0.7%(2022年)にすぎず、化学肥料やネオニコチノイド系農薬等が使用され、
安全で持続可能な農業生産が行われているとは言えません。
その上、安保三文書が閣議決定され、「食料・農業・農村基本法」の改正(2024年)で異常気象や地域紛争等で特定食料の大幅な供給不足に対応した
食料安全保障の強化が盛まれているのです。
今、日本の農業は岐路に立たされています。
農村消滅とも言われています。政府は日本の農業政策に失敗したのでしょうか。
そんな情況の中で、吉田太郎さんは化学肥料や農薬を使わずに土壌、微生物、タネを生かした農法について調査をされてきました。
これまで政府の進めてきた農業と何が違うのか、本当の有機農業による農業の再生は可能なのか、人間の所業、
とりわけ、遺伝子に手を加えることが、いかに不自然であるか等をお話して頂きます。
天笠さんには自然環境負荷を加え、人体の安全を脅かす農薬、遺伝子操作作物や培養肉などの技術依存の食品等についてお話して頂き、
またお二人で消費者は農家とどのように連携すべきかなどをお話頂きこれまで政府の進めてきた農業と何が違うのか、
本当の有機農業による農業の再生は可能なのか等をお話して頂きます。
食と農、農業と自然環境、食料安全保障等に関心ある方は大勢おられると思います。多くの方の参加による議論を期待します。

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