12月23日(土) 13:30~126:30
ZOOMオンライン
参加費¥500
講師:丸川知雄(東京大学教授)
(1)不動産バブル崩壊と中国経済の発展段階/(2)米中経済対立と中国の産業力 [仮題]
主催:世界資本主義フォーラム
連絡:世界資本主義フォーラムsekaiforum@jcom.zaq.ne.jp
TEL090-6035-4686(矢沢国光)
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中国経済の「苦境」が伝えられます。一方では、地方政府による土地を担保とする過剰な金融拡張→不動産投機の不良債権化の重圧、
他方では、アメリカが「(中国を共同利害パートナーとする)ステイク・ホルダー政策からの転換」→
対中国経済分断政策(デカップリング)へと転換したことです。国内投資の減少や若者の失業、
さらには、一帯一路政策からの欧州諸国の撤退が伝えられています。
実際は、どうなのか?世界資本主義フォーラムでは、
12月、中国経済について公正な立場から観察・分析を進めてきたお二人の研究者に講演をお願いしました︰
12月9日福本智之先生につづいて12月23日は丸川知雄先生です。
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講演要旨:中国では不動産市況が低迷し、大手不動産業者が債務履行不能に陥るなど厳しい経済状況にあるといわれる。
不動産バブルの崩壊によって、中国は日本の1990年代以降の「失われた30年」に入るのではないかという観測もある。
本報告の第1部では戦後日本の都市と不動産業の発展と対比しながら、中国経済の現在の発展段階が果たして「失われた30年」の入り口にあるのかどうかを論じる。
本報告の第2部では厳しさを増す米中対立のなかで、中国の産業がどのような状況にあるのかを現地での経験を交えながら話したい。
主に半導体、液晶、自動車(EV)、自動運転の現状について報告する。