ルネサンス研究所 12月定例研究会「総選挙の結果をどう見るべきか」


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12月14日(火)18:30~(3時間弱)
オンライン
資料代:無料
報告者:大谷浩幸(ルネサンス研究所運営委員/『共産主義運動年誌』編集委員)
主催:ルネサンス研究所
申込今回もオンライン研究会です。以下のメールアドレスに参加予約を頂いた方に招待メールを送ります。
renaissanceinstitutetokyo@yahoo.co.jp <mailto:renaissanceinstitutetokyo@yahoo.co.jp>
「参加希望」のメールをお送りください。こちらからの確認メールで資料代の払い方をご案内します。
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10月31日に総選挙が行なわれ、自民党と公明党のブロックが安定多数を獲得、岸田政権の継続が承認されたことになりました。
「政権交代」をスローガンに掲げた野党四党(立民・共産・社民・れいわ)は予測や期待ほどには伸びず、代わって維新と国民民主が躍進しました。
これまでの多党乱立が大きく三つのブロックに収れんしつつあるようです。この傾向は今後も続くのでしょうか。だとすれば、政権交代を目指す勢力は今後何をすべきなのか。
また、比例区で全有権者の10%を超える得票率だった維新と国民民主は自民党の唱える憲法改正に好意的なので、憲法改正に前向きな政党が国会の三分の二を占め
るにいたりました。来年の参院選以降、憲法改正の是非が政治争点になりそうです。
与野党ともに「大物議員」の落選が相次ぎました。これは政治リーダーの世代交代の現れなのでしょうか。
さらにまた、有権者の44%が棄権する選挙のあり方は、健全とは言い難い。有権者の政治意識に何が起きているのでしょうか。こういった様々な論点が示された選挙結果でした。
今回はルネサンス研究所運営委員の大谷浩幸さんに分析と解説をお願いしました。大いに議論しましょう。
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10月31日に開票された第49回衆議院選挙で自民党は15議席減らしたものの絶対安定多数の21議席を獲得し、岸田自公政権が継続することが決まりました。
野党共闘で政権選択選挙を掲げた立憲民主党が-13議席、共産党が-3議席となったものの、国民民主党は3議席増、れいわは3議席獲得、社民党は1議席獲得となりました。
菅首相の突然の辞任から自民党総裁選、そして続く総選挙とマスコミが自民党に焦点を当てた報道を続ける中で議席減となった自民党には厳しい結果となったと言ってよいでしょう。
そして、議席減の結果に終わった立憲民主党では枝野代表が辞任し、代表選が行われています。そして維新がほぼ4倍増と躍進しました。
今回の総選挙のこの中途半端な結果はどんな政治状況だと分析されるのでしょうか? そして今後どういう政治状況が来るのでしょうか?
それを見るために、まずは、今回の選挙とその結果について議論をする必要があることは言うまでもありません。
内外の情勢は大きく動いており、とりわけ、中国との関係がどうなるのか? 台湾海峡有事に対応するためとして日米同盟の強化、軍事的対応の強化が進められている今、
改憲を含めて戦争か平和かの重大な岐路にさしかかっています。
そうした中、野党共闘の評価や維新躍進の分析、ポスト枝野の立憲民主党の行方、そしてすでにスタートしている来年の参議院選挙がどうなるのか、
どうしていくのか、などが問われていると言えるでしょう。
また、衆議院選挙の終わりと同時に始まった東京都葛飾区議会選で、新社会党などが推すみずま雪絵氏が再選を果たすなど、
地方議会で左派がそれなりに議席を持っており、そこには、まだ左派の基盤も存在しています。
今度の定例研究会では、全体としては中途半端な過渡性を帯びた結果と地方議会におけるそれなりの左派のがんばりと流動化している日本の政治状況を議論で明らかに
するための発題をしたいと思います(大谷浩幸)。

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