10月21日(日)13:30開場
会場:渋谷区地域交流センター新橋(恵比寿1-27-10新橋区民複合施設3階 JR恵比寿駅東口下車)
参加費
ビデオ上映:『アイヌモシリを生きる』(2018年・NHK制作)/ 講演:川村シンリツ・エオリパック・アイヌ~アイヌ民族遺骨返還と先住権―
報告:ピリカ全国実・関東グループ ~遺骨返還の取り組みと「明治・北海道150」式典について
主催:ピリカ全国実・関東グループ 協賛:東大のアイヌ民族遺骨を返還させる会
アイヌモシリ侵略・民族同化抹殺政策の歴史150年
私たちは8月5日、天皇出席の「明治・北海道150年」式典反対札幌現地行動に取り組みました。安倍政権は10月23日、「明治150年」記念政府式典を開こうとしています。私たちは、1869年(「明治」2年)の「明治」天皇の「蝦夷地開拓之下問」に基づいて始まったアイヌモシリ(北海道・北方諸島)侵略・アイヌ民族同化抹殺政策の歴史150年を記念し賛美することに絶対反対します。
安倍政権は「明治・北海道150年」式典を通じて、アイヌ民族やアジアの諸民族への侵略支配と労働者人民に対する弾圧によって確立してきた天皇制国家を正当化し、さらなる強大な戦争国家をつくろうと改憲攻撃にうって出ています。私たち自身の主権の危機です。
アイヌ民族の「同化完了」宣言を許すな
安倍政権は20年東京オリンピックに合わせて、北海道白老町に「民族共生象徴空間」・「慰霊・研究施設」を開設し、そこに「明治」以来、全国の大学等が略奪してきたアイヌ民族遺骨を謝罪も賠償もないまま一括収容し、民族の権利は何ら認めないままアイヌ民族問題に「決着」をつけ、日本「国民」への「同化完了」を宣言しようとしています。そのために、20年東京オリンピック開会式でのアイヌ民族舞踊採用や、先住権・自決権を保証しない「アイヌ新法」をちらつかせながら、アイヌ民族を取り込もうとしています。
しかし、まつろわぬアイヌ民族は略奪された遺骨の一括収容に反対し、コタン(郷土)への返還・再埋葬をかちとっています。浦河(杵臼)、浦幌、紋別、旭川で次々と北大からコタンへの遺骨返還をかちとりました。
墓地破壊・遺骨略奪こそアイヌ民族をなきものにせんとする抹殺政策の最たるものです。アイヌ民族の先住権・自決権を支持し、「『慰霊・研究施設』反対!東大は遺骨をコタンに返せ!」の声をより一層大きく上げていきましょう。 2018.9.27