【各地のムーブメント】ともに生きる社会を目指して 京都市在住 村山 葵

【京都11/13】第27回東九条マダン

 11月3日、「第27回東九条マダン」の祭りが、京都市立凌風学園(南区東九条下殿田町)グラウンドにて開催された。  

東九条は、京都府で在日朝鮮人が最も多く住んでいる町。「マダン」とは朝鮮語で「広場」の意味で、同イベントは、「東九条で、韓国・朝鮮人と日本人がひとつのマダンに集い一つになって、みんなのまつりを実現したい」との思いがこめられ、26年前から毎年開催されている。  

当日、会場には、食べ物や手作り品などの屋台がひしめき、特設ステージでは、朝鮮の獅子舞(サジャチュム)の登場する喜劇や、朝鮮学校生徒らによる伝統的な器楽演奏や舞いなどが次々に上演され、観客を沸かせていた。  

展示ブースには、在日朝鮮人の学校教育を巡っての闘争の歴史や、ハンセン病問題に関するパネルが設置され、通りかかる人々が足を止め、展示に見入っていた。  

東九条は、在日朝鮮人だけでなく、被差別部落民や障害者、高齢者など、多様な立場の人で成り立っている町であることから、同イベントは、人々が立場の違いによらず、相互に理解し合い、ともに生きる社会を目指したいという願いも込められている。  

実行委員長の梁説さんは「足を運んでいただいた人たちには、ぜひ、マダンにおける自由な表現を楽しんで、丹念な心遣い溢れる温かさに包まれて帰っていただきたい」と挨拶した。  

来賓として、門川大作・京都市長がステージ上で挨拶。舞台袖の実行委員からは「東九条の施設整備のための資金、土地がまだまだ足りていません。市長、どうぞよろしくお願いします!」と声がかかった。

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