放課後の若者が未来へ訴え アウトドア企業も休業参加

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9・20日本「グローバル気候マーチ」

 前号で国連気候行動サミットに合わせた世界行動「未来のための金曜日」を報じたが、日本でも9月20日、全国で一斉行動が行われた。学校ストではないが、学生が参加しやすい放課後=夕方に設定し、東京では約2800人がマーチをした。  

京阪神も多様に盛り上がった。京都マーチは、観光客など外国人が次々飛び入り参加。神戸マーチは、神戸製鋼が建設予定の石炭火力発電所に反対し、脱石炭を訴えた。  

大阪は、16時半に中之島公園に約400人が集まった。集会は主催者で関西大学2年の小林誠道さんの司会で始まり、若者や、世界全店舗を休みにしたアウトドアブランド「パタゴニア」の若手店員などが発言。「企業や政治家に気候変動解決の行動を求める私たちの声が未来を決める」と訴えた。多くの高校・大学生がグループで続々と集まり、主催者は「予想を超えた。嬉しい」と話した。  

マーチが出発しても、先頭を固めた若者たちは早口・高い声で元気よくコールし続け、近年のデモでは見られないものだった。やはり世界の若者の影響だろう。デモ隊の後半部は、環境保護団体やビーガン食堂の店員など、大人も大勢参加。「ええやんええやんパリ協定」「減らそうCO2 なくそう石炭火力 守ろう地球の未来」とコールし、英語でも外国人とともに「Wake Up! Governments! Be The Change!」と、政府に行動を訴えた。  

気候変動放置でアウトドアも困難に

デモ終了後は、世界全店を休業にしたスノーボードブランド「バートン」大阪店で交流会が行われ、店員が飲食物を振る舞ってくれた。米国の社長が「気候変動で雪山が溶けたら、スノースポーツも私たちの商売も成り立たなくなる。店員は有給休暇でデモに参加し、プラカードやポスター材料を提供する」と発表。参加を決めたという。パタゴニアも同様だ。それは日本の若い店員にも考える機会を作っている。  

広島からヒッチハイクで来た若者、制服を着た高校生など多様な若者が自己紹介と交流。小林さんは「日本で若者が『学校スト』やデモを呼びかけると、諸外国以上にバッシングされるので、分断を避けるため放課後にし、『マーチ』にした」と話した。大人の主催者の「地球環境市民会議(CASA)」も、「違いはあっても、若者の意見を尊重して支え続けた」と話した。  

小林さんは「次回の世界行動は11月29日に行います。欧州のグレタさんらから呼びかけが来ます。大阪や全国で行動します」と話した。 (編集部・園)      

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