編集部のジェンダー問題について論説委文章を受けて

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 1684号の編集部・村上文責のジェンダー問題を議論した論説委員会の報告記事が波紋を広げている。論説委員からは「短時間の議論の一部が、過度に強調されている」との異論が出され、編集会議でも議題となった。一方読者からは、「うちも同じ」との共感・嘆息の声も寄せられた。  

人民新聞の過去記事を見渡しても、ジェンダーをテーマとする記事は極少。編集会議・編集部専従のジェンダーバランスは、圧倒的な男性優位が続いてきた。その中で性差別問題は、女性部員からの提案でしか話題になることはなかった。社会変革をめざす人民新聞は、ジェンダー問題を主要な事柄としては扱ってこなかったのである。  

さらに論説を掲載する前後の問題もある。論説委員会の報告は、「個人の責任で書く」とのルールで書かれてきたが、初めて掲載前にブレーキがかかり、編集会議でも、問題を指摘した村上への質問・異議が先行した。  

記事中の発言の主要部分は、私自身である。性差別的な発言をした関係団体を批判しないことは、ジェンダー問題を後景化し、問題に取り組まなかったことと同義であると批判されている。同様に論説委も批判されている。  

多くの人々が関わる人民新聞では、出来事や関係先への対応の相違は常にあるだろうが、女性部員がジェンダー問題を俎上に載せた時、それを真摯に受け止めることがまずは重要だと思う。編集部に関わる人々のジェンダーバランスを再編することも重要な課題だろうし、実際編集部内の女性が提案・執筆する記事は増えてきている。だが、根本的な解決策はすぐに見あたらない。編集部内外で女性が「勢力」になれるような配慮と協力をしていかなければいけないと思う。  

少なくとも、問題の所在は、指摘した側ではなく、指摘された私を含む編集部の体質にあることは明らかだ。ジェンダー問題を意識化し、自己変革に取り組みたい。 (編集長・山田)

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