女性こそ政治に向いている 政治の場の男女半々「パリテ」を目指して

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現役女性政治家、立候補予定者が語る

 男女半々の議会を目指す「パリテ」。女性と政治との関わりや、「パリテ」の実現にむけて、5月24日、「茨木市立 男女共生センター ローズWAM」で、社民党副党首の福島瑞穂さん、日本共産党大阪府議会議員団の石川たえさん、7月の参院選で社民党から立候補予定の大椿裕子さん(比例代表)、立憲民主党参議院比例第16総支部長の佐藤かおりさんらが、パネリストとして語った。(ライター 谷町邦子)

組合、被害者支援など、これまでのフィールド

 今年3月まで大阪教育合同組合の執行委員長を務めていた大椿さん。もともとは関西学院大学で、障害学生支援コーディネイターとして有期雇用で働いていた。雇い止め撤回・雇用継続を求め大阪教育合同組合に加入し戦ったが、現職復帰は適わなかった。その後は大阪教育合同労組で専従として、2016年からは執行委員長として労働相談に応じてきた。大阪教育合同労組は実行委員長、副実行委員長、書記長の3役が全て女性になった時に、「すごいね」と言われるほど男社会だった。  

しかし、学校現場は女性が多く、交渉の場では正規と非正規がともに戦い、性別問わず女性差別に向き合わざるを得ないため、性差別に遭うことはなかったという。組合の経験から、女性たちが活躍すれば社会は変わるという実感を持っている。  

佐藤さんは2012年に個人で加盟できる労働組合、パープルユニオンを立ち上げ、ハラスメントを中心に数多くの交渉に携わるなど支援者として活躍してきた。自身も非正規の派遣労働者だった時、セクハラによる適応障害で労災の申請をしたがおりず、国を相手に闘って労災を勝ち取った経験がある。労災の仕組みを変え、被害者が回復する権利を守ろうと、全国の女性たちと声をあげたのが支援者になったきっかけだ。被害者らがあげた声を聞き入れ、暴力から人々を守り、被害者の回復を補償する、具体的な政策につなげていきたいと国政に挑戦したという。  

女性議員から 女性たちへのエール

議員として活躍する福島さんと石川さんは、女性の候補者を増やし、当選させていくためには何が必要かについて、それぞれの立場から語った。  

現在、税金・雇用・暴力に力を入れている福島さん。1998年に国会議員になり、まず取り組んだのがDV防止法であり、与野党問わず女性たちで成立させた経験から、「女性が意思決定の場にいることで、数多くの政治のテーマにおいて優先順位が変わり、政治が変わる」と実感しているという。  

そして、「女性こそ政治に向いている」という、ポジティブなイメージを広める必要があるとも言う。議会で質問したら省庁が動くなどといった、成功体験を共有することだと語った。  

今期が2期目の石川さんは、自身の子どものアレルギーから環境問題、夜間の小児救急医療に関心を持ったのが政治の世界に入ったきっかけだ。現在は子どもの貧困や性暴力救済センターの補助金の削減に強い問題意識を持っている。  

また、府議会は定数88人のうち、女性議員は5人。「女だから当選できた」と言われるなど、セクハラも少なくないそうだ。市町村には更衣室や搾乳室がない議会もあり、女性が働きやすいよう環境整備も訴えたいと意気込みを語った。

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