【天皇制を考える】「特区構想」に抵抗し 釜ヶ崎から天皇制を突き崩す 尾崎 美代子(居酒屋はな店主)

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意見特集(9) 釜ヶ崎より

 天皇賛美の「令和! 令和!」の大合唱、「奉祝」ムード一色という異様な状況の対極にあるのが、釜ヶ崎だろう。その釜ヶ崎では3月31日以降、労働者らにより闘われていたセンターでの「自主管理」が、天皇代替わりを目前にした4月24日、大阪府警と大阪労働局(国)、大阪市による強制排除で潰された。センター内に残された荷物は、翌日国や府の職員の手で勝手に吹きさらしの路上へ。行政代執行など法的手続きもなく、大阪府警を前面にたて、暴力的に、釜ヶ崎が、民主主義や法の下の平等などから最もかけ離れた場所に追いやられていることを露呈させた。  

橋下徹元大阪市長が始め、現在大阪維新が進める「西成特区構想」は、目玉である「センター建て替え(つぶし)」で、長い間建設現場で働き、日本経済を末端で支えてきた在日、被差別部落、出稼ぎ労働者はじめ、あらゆる社会的弱者をゴミのように切り捨てようとしている。  

天皇代替わりを期に強行された4/24強制排除を許さず、「センター潰すな! シャッター開けろ!」の声を上げていくことは、末端から天皇制を突き崩す闘いでもある。

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