新連載【時事雑感】選挙ですね 編集部 田中末広

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編集部がリレー形式で時事問題を斬る!

 戦後最悪ともいえる安倍政権が2012年から7年も続いている。外交では、南北会談や朝米首脳会談が開催されるなかでも、共和国(北朝鮮)や中国の「脅威」を煽り立て、対米従属を進めている。  

国内においては、秘密保護法や安全保障関連法など数々の悪法作り、東日本震災・原発被災者に対する「切り捨て」政策、沖縄・辺野古基地建設反対の民意無視、労働三法無視の連帯労組への弾圧、嘘とごまかしを繰り返し、やりたい放題である。  

「大阪都構想」の害

足元の大阪でも、2008年から始まった「おおさか維新」による大阪府・市政がある。最初の橋下は、「公務員たたき」による人気取りと議会の多数派という数の力で、財政再建と銘打った、「高齢者・乳幼児・障がい者・ひとり親の4医療費助成の削減、私学助成金の大幅カットなど」の予算削減と公共サービスの民営化狙い(保育園や区民センターなどの公共施設の廃止統合、敬老パスの無料化の廃止、市営地下鉄の民営化など)、教育の管理統制強化、交響楽団や文楽、児童図書館など文化育成への補助金カットなど、住民のための政策の切り捨てを推し進めた。知事から市長に転じてまで実現したかった「大阪都構想」否決で辞任はしたが。  

その後橋下府・市政を引き継いだ松井知事と吉村市長がまたまた「大阪都構想」をめぐってクロス選挙に出るという。  

森友問題に関与した松井は居直り、大阪万博とカジノ建設で浮かれ、地震と大雨の災害復旧が遅々として進まないというのに、「大阪都構想」でのダブル選挙で時間と金を無駄にする。国も大阪も、多数派という事でやりたい放題である。異を唱えるものを徹底して排除し、数の力で押し切られるという悔しさを何度感じただろうかと思う。  

敗の元凶は中選挙区に

以前から疑問に思っていたことだが、国政選挙はなぜ小選挙区比例代表制なのだろう。  

小選挙区制が導入されたのは、1994年の細川内閣の時で、それまでに何度となく政財界の癒着が社会問題化され、政治と金の問題がクローズアップされたそうな。

 「政治腐敗の元凶は中選挙区にある」と政治腐敗をなくすには、金のかかる中選挙区制度を改革し小選挙区制に変えるべきだ、ということで変わったが、結果は多くの「死に票」を作り出し今の安倍政権の誕生を生んでいる。地方選挙も国政選挙も、見直す必要があるのではないか。

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