【ぷりずむ】

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滋賀県の民家にWさんを監禁し、暴行を加え、排泄物を飲ませたりして、2017年8月に死亡させたとして男女5人が殺人と監禁の罪で起訴された。このうち3人は、1年4カ月間も風呂にも入れず裸で紙おむつだけで監禁されていた▼時折、集団リンチ・集団監禁系の犯罪が起こり、命令した人物と従った人物の責任の軽重が問題になる。私は従犯者にも重い責任を問うべきだと考えている。「抵抗できなかった」という言い訳がなされる。この事件でも被告は、裁判で「主犯格の男に支配され、やめることはできなかった」と、責任逃れをした。私は「主流秩序に加担する責任」という観点から、そうした言い訳を許せない▼多くのケースで「上からの命令で従うしかなかった」と言って思考停止し、責任を逃れる人が多いために、犯罪的行為が止まらない。いくら命令されても、逃げたり、通報したり、なんとか荷担・従属ではない道を見つける人が増えるように訴えたい。被害者から見れば、中心人物だけでなく、従い、黙認し、同調する「二軍的傍観者層」も「助けてくれず、一緒に私を苦しめた人たち」だ。そうした人にならない道を見つける力を持つことを願う。 (H)

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