2019年日本・ドイツ現代史研究会  2019年天皇制の再編・強化を斬る、「4月改元と5月即位儀式を考える」


イベント詳細

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4月8日(月)18:30~21:00
会場:西宮市民交流センター(阪急「西宮北口」東南5分 但馬銀行北の道を東4分)
参加費
(講師)津田保夫(予備校教員)(テキスト)「日本近現代史と天皇代替わりー象徴天皇制の分岐点=4月改元と5月即位」
第6期日本・ドイツ現代史研究会は昨年11月から、中公新書『日本史の論点』をテキストに「近代1 明治維新」の研究・学習から始め、1月・2月は「大正デモクラシー」を行いました。2018年は「日本最大の民衆運動=米騒動」から100年で、富山の女性の決起として始まったこの運動は一気に全国に広がり寺内内閣が倒れました(昨今で言えば、韓国「ろうそく革命」か)。戦前・戦後、民衆運動で内閣が倒れたのはこの寺内内閣と、60年安保の岸内閣のみです。
 2019年は6年を超す第二次安倍政権が、夏までの憲法改悪国会発議・国民投票がほぼ不可能化する中で、消費税解散総選挙値上げ再々延期で解散総選挙をするのかが、現在の統一地方選で争われています。3月は「天皇代替わり儀式」の意味を考えました。1年間以上の各種行事を通じで、その都度破綻しかかった支配形態のリニューアルのため、元号改正・即位儀式を皮切りにオリンピックと一体で、新たな天皇制と自公支配体制が末永く続くことを企図した儀式が1~2年続きます。
「平成最後の○○」キャンペーンが華々しく行われた後(各種テレビ番組もリニューアル)、4月1日に新元号が発表されました。万葉集から取ったとかで、ここしばらくそのキャンペーンが続き、5月1日には天皇代替わり儀式が行われ、秋には大嘗祭、そして2020年東京五輪には新天皇が全世界にお披露目です。そのかん、安倍政治が危機にあろうと、大阪ダブル選挙のように「万博を誘致した松井大阪府知事」を変えるな式のマスコミ論調が続くことは明白です。しかし現在の最大の政治テーマは、沖縄県民投票を無視しての安倍の手により戦後レジーム(戦後民主主義)破壊=戦前大政翼賛会型政治が再編・強化されるのか、それとも全国の草の根民主主義運動で強権政治を終わらせ、民衆の手による政権を作るのかの分岐点です。
4月の日独研は、通例の第一月曜日から1週間ずらし、統一地方選前半の結果と、「4月1日改元」の意味と東京五輪までの安倍翼賛=天皇キャンペーンについて、報告・討論をおこないます。
 歴史の分岐点で天皇制が果たした役割をさぐる日本・ドイツ現代史研究会への参加を求めます。
主催:日本・ドイツ現代史研究会
連絡:阪神社会運動情報センター(尼崎市南塚口町2丁目38-6 090-9213-5291:松田)

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