12月29日(土)12:00~2019年1月4日(金)早朝
場所:山谷城北労働福祉センター前
越年越冬闘争は、山谷を労働者の町として取り返すためのたたかいだ!
いま、山谷の町が大きく変わっている。朝の寄せ場は極端に縮小し、民間の業者の数も少ない。街を歩く人の多くは年をとった人たちだし、一度も建設日雇の仕事をしたことがないという人たちも多くいる。ドヤに泊まっている人の八割は生活保護だという。
これらを理由に、「山谷には日雇労働者はいなくなった」「山谷にはホームレスはいなくなった」と、役所の連中が堂々と言いはじめている。山谷のセンターの役人、玉姫職安の職員、そしてそういう連中とつるんでいる奴らがそういうことを言っている。山谷のこれまでの歴史をなかったことにし、現在、下層の労働者の置かれている矛盾に目をつぶって、特定の金持ち連中の御機嫌をとるという事だが、ムシのいい話だ。
例えば、山谷のセンター。日雇労働をしている仲間が、利用者カードを作ろうと窓口に行っても、「もう日雇の仕事の紹介はしていない」とか言って追い返している。ウソだ。センターから仕事の紹介を受けて働きに行ってる仲間は今も結構いるじゃないか。センターは、「日雇労働者の生活の支援」の名目で、東京都から億単位の金を出させつつ、嘘をついて日雇い労働者を窓口で追い返し、登録者を減るにまかせつつ「山谷には日雇労働者はいなくなった」と言っているデタラメさ。
山谷越年越冬闘争は、こういったデタラメとウソを暴くためのものだ。「野宿者は大勢いる。日雇い労働者は大勢いる。おまえらが山谷から追い出しているだけだ。」年末年始、行き場のない仲間がセンター前に集る、それだけでやつらのデタラメさが暴露される。だからこそ役人は越年越冬闘争をつぶしたくてたまらないんだ。
実際のところ、今、建設業はプチバブルみたいな状況で、建設現場では人不足状態だ。その末端で働く土工、雑工の多くは、日雇いだ。職人だって、その多くが日給月給。バリバリに働けるうちはオダテられて使われるが、ひとたび体を壊せば見向きもされない。そういう人間が再開発ラッシュの東京の、至るところでポコポコとタケの子のように現れているマンションの建設現場で働いている。外国人の労働者だって多い。
山谷は底辺の仕事を担っている労働者、そして使い捨てられた労働者が生きてきた場所だ。金持ちのための山谷つぶしを許さないぞ。センター前山谷越年闘争に合流を!
主催:2018-2019山谷越冬闘争実行委員会
連絡TEL03-3876-7073(山谷労働者福祉会館)