3月17日(土)16:00~
会場:京都大学カフェレストラン ・カンフォーラ(京大正門内)
会費¥3000(食事付・ドリンク別)
<世話人>前田祐晤・柳田 健・新開純也・八木健彦・戸梶博夫・三浦俊一・高瀬元通・物江克男
《連絡》新開純也・090-3267-4278、物江克男・080-6217-2106
奇しくも、ロシア革命から100年目の11月、塩見孝也さんが亡くなった。
塩見さんが革命運動の歴史に足跡をのこしたのは、1968年、1969年を頂点とする、1960年代後半の世界的革命の波のなかで、「三ブロック階級闘争の結合」という、「過渡期世界論」を引っ提げて、日本の革命運動を飛躍させようとしたことである。
帝国主義打倒をめざす10.8以降の実力闘争と、これまでの権威・価値の解体をめざした全共闘の統合を、世界革命の波のなかで位置づけ、「軍」による権力との対峙を提起した。
このことは、当時の闘う人たちに大きな影響を与えた。
しかし、現実には「7.6事件」として、ブントを解体に導き、「赤軍派」を形成するも準備不足のまま「大菩薩」で敗北し、ハイジャックは作戦としては耳目を集め衝動させたが、赤軍派がめざした「より高次の革命運動」の展望は切り開けず、孤立化し、塩見さん自身も18年の獄中生活を余議なくされる。
これらの敗北は、結果として連合赤軍を誕生させ、「銃による支配」を生み、形容しようもなく無残な同志殺しという空前の人民への裏切りを結果する。塩見さんが「責」として負わねばならなかったことである。
ここ関西の地では、「関西ブント」は、60年安保闘争以来、革命運動への大きな影響と役割を担ってきた歴史があります。その土壌から、塩見さんも誕生したことは事実です。塩見さんへの追悼を契機に、塩見さんに関わった人も、それ以外の人も、かっての時代を振り返り、批判も含めて、腹蔵なく思いを出し合うことで、現在に、そして未来に、少しでも繋がっていければと思います。
08年リーマンショック以降「資本主義の危機」が言われ、3.11東日本大震災、原発事故以来、近―現代を形作ってきたこれまでの価値観は世界的に問い直されつつあります。あの時代から50年、また<世界的な>変化が始まりつつあるなか、かって、塩見さんが活動家として巣立った京大のなかで、大いに議論をし、語り合いたいと思います。
直接に関わりはないが、関心のある方も是非ご参加ください。