講演会 アイリーン・スミスが見つめ続けた 水俣、そして原発


イベント詳細

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9月23日(月・休) 14:00~16:30
会場:宝塚市立男女共同参画センター 1AB(阪急・JR宝塚 ソリオ2 4階)
参加費¥300 予約不要 当日参加歓迎
講師:アイリーン・スミス (グリーン・アクション代表  環境ジャーナリスト)
主催:原発の危険性を考える宝塚の会

私たちは科学技術の応用によって生活が便利に豊かになるのを当たり前のこととして受け止めてきました。
しかし、産業の論理によって利潤が見込まれる「プラス面」のみを都合よく利用し、
「マイナス面」は杜撰な取り扱いで済まされるやり方をしてきたのではないでしょうか。
科学技術の「いいとこ取り」をして便利で豊かな生活を享受してきましたが、
その「ムシのいい」やり方が破綻して、多くの深刻な被害を生み出しています。
水俣のチッソ工場では、有機水銀を含む廃液をそのまま放流したことにより、
海の魚が汚染され、それを食べた人々は神経系の「奇病」に罹りました。治療方法もなく苦しみ、多くの方が亡くなり、
また胎児性水俣病として次世代にまで被害が拡大することとなりました。
原発は「未来のエネルギー」ともてはやされ、50基以上が建設されましたが、被ばく労働者や廃棄物の問題には蓋をし続け、ついに2011年福島事故が起きました。
多くの人々が被ばくし、コミュニティが崩壊し、子孫に至るまで被害を及ぼすことになりました。
最初から「マイナス面」を直視し、的確な対応をし、被害に対しては応分の補償がなされたら、被害の拡大が防げたのに現実は全く違っています。
責任を取るべき企業が被害原因を隠蔽し、国までもがそれに加担し、「なかったことにする」やり方が横行しています。
環境ジャーナリスト アイリーン・美緒子・スミスさんをお迎えし、ずっと関わってこられた「水俣」「原発」についてお話頂き、
社会の問題について考えていきたいと思っています。 お誘い合わせてご参加ください。

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