10月11日(火)18:30~20:30 (開場は18:00)
会場:東京ボランティア・市民活動センター・会議室B (定員40名)&ZOOMオンライン
会場参加¥500円、ZOOM参加無料
講師:内田聖子(岸本さとこ陣営選対本部長、杉並区民)
共催:変えよう!選挙制度の会/比例代表制推進フォーラム
<住民主体の自治体づくりをめざす岸本聡子区長を誕生させた市民主導の杉並区長選>
今年6月19日に行われた東京都杉並区長選挙で、市民派新人の岸本聡子候補が現職の田中良候補を187票差で破り当選しました。女性の区長は杉並区で初、都内で三人目です。
岸本聡子さんは公共政策の専門家で、ヨーロッパにある政策研究の国際的研究所で公共サービスの再公営化や住民参加の自治体づくりなどを研究してきた方で、公共サービスの再公営化を訴えてきました。
最近、ヨーロッパ各地で拡がっている住民主体の街づくり(ミュニシパリズム)を日本に紹介した人でもあります。
岸本さんは海外での生活が長かったのですが、「住民思いの杉並区長をつくる会」が区長候補として彼女を擁立し、
立憲民主党、日本共産党、れいわ新選組、社会民主党、緑の党グリーンズジャパン、杉並・生活者ネットワーク、新社会党などが支援し、事実上の野党統一候補として選挙戦を闘いました。
しかし政党主導ではなく、市民主導で、市民ボランティアの発意による「ひとり街宣」(駅頭にポスターを持って一人で立って街宣)などユニークな選挙戦を展開しました。
今回は、その選挙戦を岸本聡子陣営の選対本部長として、中心的に担った内田聖子さんを講師にお招きし、今回の杉並区長選、そして保守派が多数を占める区議会の中で、
いかに住民中心の区政を実現してゆくか、その展望や苦闘も伺えればと思います。
内田聖子さんは、NPOアジア太平洋資料センター(PARC)の共同代表で、TPPなどの貿易問題や水道などの民営化の問題、デジタル監視・管理社会の問題などにも取り組んできました。
なお杉並区は市民運動 ・住民運動が活発な地域で、古くは原水爆禁止運動の発祥の地の一つでもありますし、
近年は、前田中良区長が住民・利用者の声を無視し強引に推し進めた児童館の廃止や区民施設の統廃合、街並みを壊しての道路拡幅や再開発に反対する住民運動が盛り上がっていました。
昨年の衆議院選挙では、市民が野党統一候補として押し上げた吉田晴美候補が、杉並で強固な地盤を築いてきた石原伸晃)自民党幹事長(当時)を破り、当選しました。
杉並の住民運動・市民運動の現状や、そして岸本新区長を市民がいかに支え、住民主体の区政を作り上げてゆくべきかについても伺えればと思います。