ルネサンス研究所6月定例研究会 /テーマ「コロナ・ワクチンをめぐる政治学」


イベント詳細

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6月8日(火)18:30~
オンライン(参加予約を頂いた方に招待メールを送ります)
資料代:無料
報告:塩野谷恭輔
まだまだ新型コロナ・ウイルスの流行が続き、落ち着かない日々が続きますが、ルネ研は6月もオンラインで定例研究会を開催します。
昨年は6月、7月、9月と定例研究会で新型コロナをめぐる議論を取り上げました。
今年度も先月に「バイオポリティクスからネクロポリティクスへ」と題して「生権力・生政治」について考えるという視点で新型コロナをめぐる問題を論じるための基礎作業をやりました。
今回は、集団免疫の獲得やワクチン接種の問題点を論じることで、現在の事態をどう見たら良いのかについて議論します。
反ワクチン接種の主張にはどこまで正当性があるのか。東京五輪(オリ・パラ)の開催準備を進めることはコロナ対策の拡充と矛盾しないのか。いろいろと考えるべき論点があります。
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COVID-19は日常となった。毎日のようにメディアやSNSで流れる感染者数・死者数は、何かを意味する数値というよりもむしろ、株価の値動きを伝えるようなおなじみの風景の一部と化している。
かつては国家・社会・経済等にまで言及していたコロナ禍の議論は、いまやワクチンをめぐる諸問題にまで貶められてしまった。
現在の違和感は、なにか非常に示唆的な夢をみたと思っているのに、その夢がどうしても思い出せないという感覚に近い。
このことはイスラエルをはじめ、アメリカでさえ“日常”を回復しつつあることと関係がある。
パンデミックからなにか重要な教訓を受け取りそこねたまま、われわれは“日常”への復帰を強いられようとしているのではないか。
もっとも本邦のアイロニーは、かかる復帰を許さず「非常事態」に踏みとどまらせているのが、オリンピックと呼ばれる災害の予定だという点にある。
さて、そうはいっても、もちろんここにも見ておくべき問題がいくつかある。
ワクチン供給が現実味を帯びたことで、反ワクチン論も影響力を増すことになった。また一方でワクチン供給においても、ある種のトリアージが遂行されている。
その思想的背景を含めて、こうした問題をどう理解すればよいのだろうか。ともに考えていきたい(塩野谷恭輔)。
主催:ルネサンス研究所
連絡:ご参加を希望される方は、次のメールアドレスに「参加希望」と書いたメールをお送りください。
renaissanceinstitutetokyo@yahoo.co.jp
折り返し確認のメールをこちらからお送りします。
また、当日の開始時間(18:30)直前にこちらから「招待メール」をお送りしますので、招待メールの指示に従ってオンライン研究会の会議室に入室してください。

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