4月9日(月)18時開場18時半開始
会場:専修大学神田校舎1号館4階43教室
資料費¥500
主催:ルネサンス研究所
(報告)横山茂彦(著述業・編集者)『山口組と戦国大名』『軍師黒田官兵衛にまなぶ経営術』『合戦場の女たち』『闇の後醍醐銭』等
明治150年をむかえた今年、国体(国家の基本原理)が議論されあるいは見直されようとしています。国体とは広義に政治体制であり、天皇制・民主制・議会制など多岐におよびますが、本年度のルネサンス研究所は、テーマとして「天皇制」を俎上に挙げたいと思います。そのとば口として、わが国の黎明期に天皇とはどんな存在だったのか。そしてその権力はどんな理由で失われ、権威だけがなぜ利用されたのか。古代から中古へ。公地公民制(口分田)と墾田私財法(荘園)がキーワードとなる。もうひとつ、近代天皇制は国家神道を思想・信仰の柱(じつは最高神祇官という天皇祭祀)として国民統合してきたが、もともと明治以前の神道とはどんなものだったのか。神仏習合を歴史を概説し、近代神道の虚構性を明らかにする。歴史概説をもとに、わたしたちの宗教生活(冠婚葬祭)の実感と照らしながら、語り合いましょう