7月27日(土) 14:00~17:00
会場:イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫 iriya plus cafe Custum Soko(〒110-0004 東京都台東区下谷2丁目9−10)
参加費¥1,000(ワンドリンク付) 定員 30名(要予約 info[at]kibotane.orgまで [at]を@に代えてください)
(チューター)保田千世
主催: 一般社団法人希望のたね基金
被害女性たちの証言を直接聞くことが難しくなった今、彼女たちの証言を「読む」ことで、被害女性たちの「声」に耳を傾けようとするキボタネWS。6回目は黄錦周さんの証言を読みます。
黄錦周さんは、1922年朝鮮の忠清南道に生まれ、数え20歳のときに日本の軍需工場に行くと騙されて吉林省の日本軍「慰安所」に連れて行かれました。戦争が終わり、軍人たちの姿が見えなくなると、黄錦周さんは数ヶ月かけてソウルに辿り着き、その後、何人もの養子を育てました。1992年8月、国連人権小委員会で証言。国際会議で初めて証言した日本軍「慰安婦」被害者でした。デモや証言集会の場では恐い形相で日本政府を批判する姿を見せましたが、花を見ると途端に柔らかい表情に変わる、本当に花が好きな方でした。マリーモンドの今期のパターンストーリー、ノウゼンカズラは黄錦周さんのイメージです。
今回は、長年にわたって黄錦周さんとの交流を深め、黄錦周さんをモデルにした物語『花に水をやってくれないかい?』の翻訳者でもある保田千世さんがチューターとなって、黄さんの証言を読むだけでなく、生前の黄錦周さんについてお話してくださいます。共にテキストを読み、共に考えるワークショップに、皆さんのご参加をお待ちしています。