この数日、事務所の片づけをしている。捨てることができない性格なのでモノが増えていく。入口すぐ脇に、わけの分からないガラクタ(ってわけでもないのだが)が山と積み重なっていて、初めて来た人に印象悪いことこの上ない。ようやく大方は片付いて、残る難関は机の上。▼いろんな資料・書類の類で埋め尽くされ、机そのものは見えない状態。地層と同じで、古いものが下に、新しいものは上にあるので、必要なものがどこにあるか、だいたいの見当はついているつもりなのだが。「机の上の混沌は頭の中の混沌の反映だ」みたいな話も聞くが、確かにそんな気はする。でもまぁ、現実の世界は混沌としているのだから、現実をそのまま受け止めれば、簡単な整理などできるはずがない!と開き直っている。▼先日の統一地方選での維新の大勝が典型例だが、政治の世界では、「乱暴」なまでにシンプルなメッセージを繰り返し発した者が、支持を集めることがよくある。現実の混沌を受け止めきれず、単純素朴な整理に逃げ込むお手軽な思考を乗り越えねばならない。「整理しすぎ・分かりやすすぎ」にはご注意を!……にしても、机の上はなんとかせなアカンな! (真)