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2016/2/22更新

1・31 みんなで選挙@尼崎結成集会
参院選に向け、野党共闘の勝手連

1月31日、ミナセン尼崎(みんなで選挙@尼崎)の結成集会が尼崎市・小田地区会館で開催された。ミナセン尼崎とは、昨年9月に成立した安全保障関連法の廃止を目指す野党の共闘や、野党及び各候補者の選挙を応援する市民団体である。メンバーは、尼崎市内在住の会社員や主婦ら20〜80代の男女約30名である。
この日は結成集会とあって、尼崎市中心に約50名の市民が参加。各個人・団体の自己紹介を兼ねたアピールの後、参加者の総意で、結成アピールを採択。後半は、明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)メンバーを講師に招いて憲法カフェを行った。ミナセン尼崎の特徴は、30才代女性が中心を担っていることだ。呼びかけ・運営・進行を主導し、保育空間も用意されていた。安保反対運動は、全共闘世代を中心とする高齢者が中心を担ってきたが、SEALDsなど若者グループとともに、多様な市民グループが誕生している。
昨夏、「だれのこどももころさせない」というスローガンに共感した子育て中の母親たちが、各地で安保関連法に反対するママの会(もしくはママと有志の会)を立ち上げ、これまで街宣や集会を開催したり、各集会やデモでアピールなど、安保関連法の成立阻止のために活発に活動をしてきた。

おかしい現実なら変える責任がある

同法が成立してからも活動を継続しており、メンバーたちの関心は次第に今夏の参院選および次の衆院選によって安保関連法の廃止を目指す野党の多数の議席獲得へと広がり、選挙に関連した活動へと活動の幅を広げている。
こうした中、昨年12月25日、「安保関連法に反対するママと有志の会@兵庫」と「安保関連法に反対するママと有志の会@尼崎」が、選挙について勉強しようと、選挙ジョッキーの座間宮ガレイ氏を講師に招き、「選挙必勝講座」を尼崎市で開催した。
座間宮ガレイ氏は、さまざまなデータから野党共闘の必要性を説明するため、全国各地で勉強会を開催している。同講座には100名が参加し、現行の安保関連法を廃止するため、野党共闘の要請や選挙への主体的な取り組みなど、選挙についても市民から声を上げていく必要性と危機感を共有した。
そして、同講座の参加者約30名でミナセン尼崎を結成することになった。共同代表の一人は、「安保関連法に反対するママと有志の会@尼崎」のメンバーであり、一児の母親である弘川欣絵弁護士(40歳)が務める。
弘川氏は、「子どもには、他人に優しくしなさいと教える。それなのに、現実は殺されてもいい人がいるなんて。現実がおかしいなら現実を変えていくことが大人の責任だ」と語る。今後は、選挙に向けた勉強会やイベント、野党共闘の要請行動などを行っていく予定である。
このような野党の選挙を応援する市民勝手連は、熊本、石川、東京、神奈川、千葉、埼玉などで次々と結成されており、現在はミナセン神奈川(通称ミナカナ)をはじめ、全国各地に約40団体が存在する。2月14日には兵庫県全域を対象とした「連帯兵庫みなせん」が結成される予定であり、世話人にはママの会のメンバー(30〜40代の母親たち)が多数参加する。

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