2013/6/13更新
5月31日、門真市ルミエールホールで「5・31維新撃沈! 市民大決起集会 in 門真」(主催・門真で維新を撃沈する市民の会)がおこなわれ、約80名が集まった。
集会では、「市民の会」代表の戸田ひさよし門真市議が基調報告をおこない、現在の地方自治体における主要矛盾は、橋下・維新の会に代表される勢力による地方自治破壊攻撃(大阪においては「大阪都」構想)がかけられていることだ、と指摘。
「大阪に発生したヒトラー」=橋下と維新の会が、ここまで強大な存在になってしまった原因を、「反維新」の側の無策無為にある、と分析。また、「在特会」をはじめとする差別・排外主義集団が、橋下の日の丸・君が代条例推進の動きの中で息を吹き返し、「右翼勝手連」として橋下・維新の会を支えている、と批判した。
具体的には、@2008年2月の大阪府知事選で維新の対立候補だった民主党候補を応援しなかったこと、A11年4月の統一地方選で、自分たちの足元で維新と闘うことをしないまま大勝を許してしまったこと、を指摘した上で、自分たちの足元で、維新と闘う重要性を強調した。
その他、集会では、「関西大弾圧」で逮捕された下地真樹さんや、箕面市議の中西とも子さん、守口市議・三浦たけおさん、「市民の会」副代表で、パナソニック偽装請負問題元原告の吉岡力さんなどからの報告、伝説の毒舌シンガー=小林万里子さんの歌(♪女は便所男の便所や/激しく戸を叩き私を求めるが/用が済んだら出て行くだけよ…と歌う「便所のブルース」が、毒の効いた風刺で橋下の慰安婦発言の本質を衝いて、衝撃的だった!)などがあった。
「市民の会」副代表の吉岡さんの報告にもあったように、若者も含め、少なくない人々がいまだに、「維新の会」に期待し、支持しているという現状がある。自分たちの足下で「維新撃沈!」の闘いをやる必要性は誰もが感じているが、実際の取り組みができていないのが、私の印象だ。
それでも、橋下の「慰安婦発言」に対して、多くの人々が立ち上がったように、徐々にその闘いの輪は広がっている。何とかこうした輪を大きくつないでいきたい。(編集部一ノ瀬)
HOME┃社会┃原発問題┃反貧困┃編集一言┃政治┃海外┃情報┃投書┃コラム┃サイトについて┃リンク┃過去記事