2011/11/18(金)更新
脱原発・東電株主運動事務局/全国女たちの座り込みスタッフ 木村 結
10月27日〜29日は福島の女たちの座り込み、そして30日〜11月5日は全国の女たちの座り込みが、経済産業省前のテントを中心に行われました。
経産省前のテントは、「9条改憲阻止の会」が「原発は憲法違反」と2カ月前から座り込みを開始し、3張りのテントを設置、その1つを借りての実施でした。
野田総理の国連での演説に反対するため、ニューヨークに行った福島の女たちが座り込みを決め、それを応援しようと全国の女たちが引き継いだ結果、10日間の座り込みとなりました。
私は福島の3日間はスタッフではありませんでしたし、終日参加したわけではありませんが、3日間で2371名の女たちやサポートの男たちが詰めかけ、熱気に満ちあふれていました。
27日には、「原発即時停止・子どもたちの疎開に関する要請書」を野田総理などに提出。28日には、「渡利の子どもたちを守れ!政府交渉」。そして最終日は東電前から銀座へと1000人がデモを行うなど、福島の女たちが中心のパワフルな行動が繰り広げられました。
30日からは、全国各地から集まった女たちに引き継がれ、31日、11月1日には、「ランチアピール」として、経産省の保安院が入っている別館前で1時間づつ、2日には 厚労省、内閣府が入っているビルの前で、「福島の子どもたちを一刻も早く避難させて!」とチラシ撒きとアピールを、連日40人ほどで行いました。
チラシの受け取りは割と良く、連日600枚ほどを撒ききりました。4日には福島からも12人がバスで到着、「霞ヶ関・東電周遊デモ」を100人で行い、ランチ時の霞ヶ関、新橋の役人やサラリーマンに訴えました。
また30日は、応援に来た福島瑞穂さんから日越の調印があることを聞き、急きょベトナムへの原発輸出反対署名を開始。23時間で6600筆以上が集まり、野田総理、枝野経産大臣、玄葉外務大臣、安住財務大臣に届けましたが、秘書の受け取りに留まりました。
その後、首相官邸前で「枯れ葉剤で今なお苦しんでいるベトナムの子どもたちに放射 能を押しつけることは、許されない」と抗議し「ファンドイ・ハッニャン」(反対核仁)と、ベトナム語でもシュプレヒコールしました。
3日には、人為ミスで止まっていた玄海原発4号機を深夜11時に稼働させるというニュースが飛び込んで来たため、急遽稼働反対の署名を行い、たった13時間で8000筆以上の署名と150以上の賛同団体が集まりました。ちょうど佐賀県から玄海原発の差し止め訴訟の原告・石丸初美さんが参加していたので、署名と要請文を枝野経産大臣に持って行きました。
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30日から始まった「バナー プロジェクト」は、40p四方の布に各自がメッセージとイニシャルを書き込み、横に10枚繋げるものですが、こちらは7日間で55本も完成。
最終日の交流会で、日比谷公園カモメの広場をメッセージバナーで取り囲むことができ、福島に10本プレゼントできました。
この座り込みは、多くの感動がありました。デモや集会ではなかなかじっくり話せない多くの元気な女たちと交流ができたこと。
そして何よりも、ひとりで参加した方も様々なイベントを選べることで、参加した実感を感じていただけたこと。
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今回集まった女たちは、各地で様々な脱原発に向けた取り組みをしています。それぞれは団体に属していても、今回は個人での参加でした。
その参加形態が、より自由な発想と、より自由な機動力を生んだような気がします。
またもっと多くの女たちと自由な場で逢えることを信じて。
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