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京都で「バイバイ原発9・11」デモが行われました。デモ初参加の私にとって、参加者1600名という数は、大規模なデモのように感じました。しかし聞くところによれば、5000人を予想していた人もいたようです。
会場の円山公園では、色んな出で立ちの人々が集合し、リレートークが続き、地震発生時刻=14時46分に黙祷後、デモがスタートしました。この日はとても暑く、汗だくになりながらも楽しいデモ行進となりました。デモ初体験の私は「どういう雰囲気?」「何をすればいいの?」と不安でしたが、実際その中に入ってみると、のぼり・プラカードが林立し、太鼓・タンバリンを鳴らす集団、オカリナを吹いている人もいて、とても参加しやすい雰囲気でした。たくさんの想いを込めたデモ行進は円山公園から河原町を通り、京都市役所まで向かいました。
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デモしながら、「今原発を止めなければ、子ども達の未来がなくなってしまう。手遅れになる前に手を打つべきだ」と改めて感じました。こんなことを改めて自覚させてくれることが、集会やデモに参加するひとつの大きな意味だと知りました。(石橋峻)
9・11新宿デモでの不当逮捕。その一報を知ったのは同日にやった大阪反原発デモのゴール地点だった。このような弾圧を放置してはいけない、反弾圧そして逮捕された仲前への連帯デモを早急にやろうと相談し、9月18日「ええ加減にさらせ警察!!反原発9・11新宿デモで不当逮捕された友に連帯する。そんな暇があったらさっさと原発止めろデモ」開催の運びとなった。
9・11の新宿デモは、直前に東京都が集合場所である新宿東口広場で嫌がらせ的な工事を始めたり、事前からデモに不当に介入して来ていた。動画サイトに多数投稿された逮捕現場の映像を見ても、警察の非道ぶりに怒りが収まらない。警察による不当介入の常態化を受け入れてはいけない。弾圧に対してはその都度、素早く抗議行動して反撃しなければならない。政府や企業への抗議を思い立ったらすぐに行動すること、それが民主化の前提である。この国は、事前にお上にデモのお伺いを立てなければいけない時点で民主国家に値しない。
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いいデモだった。なぜなら参加した50人には新宿の反弾圧を許さないという固い共通項があり、言葉を交わさず名前さえ知らなくても確かな連帯が生まれたからだ。これが一番の収穫だ。アピールにも熱が入り、前回の反原発デモと比較しても街頭で足を止めて聞き入る人々の姿が目立った。
だからといって我々は満足してはいない。原発は未だ止まらず、我々は権力者どもに見くびられているままだからだ。デモの事前許可制という奴隷状態も崩していかなければならない。
拘留された12名は9月22日に全員釈放された。しかし東京では、9月23日にも再び不当逮捕が繰り返されている。詳細は、救援ブログを参照して欲しい。(大阪・阪口浩一)
9.11「さいなら原発尼崎住民の会」結成集会が行われた。尼崎では、事故発生以降、市民グループ・医療生協・労組などが、脱原発1000万人署名に取り組み、6.11御堂筋デモ参加など、活動を積み重ねてきた。
そうした中、長期的に取り組む住民組織結成が呼びかけられ、結成集会となった。
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今後、反原発イベント開催も含め、地域で広く反原発を訴えて行動していく。(編集部山田)
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