更新日:2011/04/25(月)
[社会] 続発する推進派の選挙違反
原発計画が浮上して以降、繰り返される不正…
原発建設計画が具体化して以降、選挙時における推進派候補と反対派候補の得票率はおおむね6:4で固定化されていると言われる。町長選挙では3代連続して推進派候補が当選し、上関町議会議員選挙でも、推進派が反対派を上回る。
しかし、2000年12月に朝日新聞が行った世論調査では、上関町民300人のうち、「賛成」対「反対」の割合は42%:58%と逆転した。しかし、2010年に行われた町議選では、推進派=9議席に対し反対派=3議席にとどまり、議席数の上では賛成派と反対派の差は広がっている。
なお、原発計画が表面に浮上して以降の町長選挙で、中国電力の社員を含む100名以上が不正転入を行ったとして書類送検されたほか、推進派候補の後援会長で当時現職の町議が、現金を渡して票のとりまとめを依頼した買収事件が発覚。10名以上の逮捕者が出たため、当選した推進派の町長が辞任するなどの事態も起こっている。
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