[情報] 東海地震震源域の真上に建つ浜岡原発すぐ止めて!静岡県に申し入れ行動
──静岡・富田英司
静岡県・中部電力へ「浜岡すぐ止めて!」の声を
3月11日に起こった東北沖の大地震・大津波は、「原発は絶対安全である」という原発安全神話を吹き飛ばしました。
「想定外」の言葉を濫用する電力会社とメディア関係者。まさに「想定外」のオンパレードです。
この日本は地震列島で、地震が起こることは必然であり、ある面「宿命」です。地震などの天災を、最初からいつ、どの程度の規模で来るかを「想定」することは出来ないと言えます。
浜岡原発の運転停止を求める訴訟の中でも、「浜岡原発とめよう本訴の会」は「地震列島に多くの原発を建設することは、大変危険である」「東海地震が過ぎ去るまで、浜岡原発の運転を止めてほしい」と訴えてきました。
今回の福島原発震災を受け、決して他人事ではない、明日は我が身の思いから、多くの県民が県知事に浜岡原発の即時停止を求める申し入れ行動をしています。
3月14(月)には、「浜岡原発を考える静岡ネットワーク」・「原水禁」・「全国署名連絡会」の3団体が、中部電力静岡支店に「今すぐ浜岡原発を停止してください」との申し入れを行いました。
午前11時、静岡県庁前に「申し入れ行動」を知った多くの県民が集まり、「浜岡原発を止めよう」と、道行く県民に訴えました。川勝平太静岡県知事に直接面会を求めましたが、「知事は忙しい」ということで、原子力安全対策室長との面会となりました。
3団体の申し入れ書を提出するとともに、県庁の対策室に入りきれず、あふれかえった県民が、切実な訴えをしました。交渉の場ではなかったため、県の回答は得られなかったのですが、それでも県民からは、県の姿勢を正す声が上がりました。
★市民「福島で起こっていることが、浜岡で起きないと考えているのか?」
☆室長「現在、福島原発での事象(ここで県民から「事象ではない! 事故だ!」の声)を調査している段階で…」
★市民「浜岡原発から20キロのところに住んでいるが、今の防災では10キロだ。きちんとした避難マニュアルはあるのか?」
☆室長「ありません…」
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申し入れ後、静岡市の繁華街で「浜岡原発を止めようの声を上げていきましょう!」と訴えました。
全国のみなさん!「今以上に原発震災を起こさないために、浜岡原発全機を今すぐ止めて」などの意見を静岡県や中部電力に送ってください。多くの意見を送ることが、力になると思います。
◎静岡県庁・危機管理局・原子力安全対策室/(電話)054-221-2088(FAX)054-221-3685
◎中部電力浜岡原子力発電所/(電話)0537-86-3481 (FAX)0537-85-3033