[投書] 言わせて聞いて第1400号
私たちの連帯社会を形成しよう●「協同労働の協同組合」法制化関西市民会議 代表・津田直則
イタリア・ボローニャから新年のご挨拶を申し上げます。現在、この地で協同組合の調査を続けております。ボローニャはエミーリア・ロマーニャ州の州都で、全国の協同組合をリードする協同組合運動の中心地です。しかし、列車で30分足らずの近くにはボローニャよりも更に協同組合の歴史が古く「協同組合の首都」とまで言われるイモラ市があります。たった6万人の町ですが、あらゆる産業の協同組合があり、世界で最も協同組合の集積度が高く、製造業では欧州や世界市場で活躍する労働者協同組合企業もあります。
このイモラ市で障害者支援の社会的協同組合を訪問しました。障害者と健常者が協同して働いており、週38時間以上働く障害者の賃金は健常者の賃金と同じです。日本では考えられないほど協同組合が存在感をもってコミュニティーを形成しています。
私たちも欧州に負けない連帯社会を形成するために今年もがんばりましょう。
現在争議の攻防中今年も闘うぞ●福岡地区合同労働組合
昨年の変わらぬご支援ありがとうございました。
昨年は、東福互光、鴻池運輸と新たな現場が加わり、忙しい年でした。ファビルス闘争において、会社側からの新たな攻撃がかかり、中労委闘争になったのですが、この中労委において、腕章禁止攻撃に遭い、今これとの攻防の真っ最中です。サニクリーンの派遣切りとの闘いは、雇用関係不存在確認の判決を現場から跳ね返し、会社から行政訴訟の場で「和解したい」との表明を勝ち取り、今、解決局面を迎えています。
市民運動においては、裁判員制度廃止に向けた闘いに取り組んでいます。
慌ただしい年明けになりましたが、本年もよろしくお願いします。
連携を深め人権文化の創造を●社団法人 福岡人権研究所
昨年を思い起こしますと、2月、福岡部落史研究会創立35周年・(社)福岡県人権研究所設立5周年企画展「部落解放運動の原風景」を実施しました。7月には福岡で九州地区部落解放史研究集会を行いました。また、年4回刊の機関誌『リベラシオン』に加え、人権絵本『3発目の“原爆”』(佐々木盛弘著)を刊行し、1ヵ月余で2刷に達するなど、各方面から多大な反響を得ることができました。これもひとえに皆様方のご支援・ご鞭撻のたまものと感謝申し上げます。
本年も2月に久留米市で「史実と授業の結合をめざして」を企画するなど、各方面と連携を強め、決意も新たに人権文化の創造、推進のため一層研究・活動に励み、情報の発信に努める所存です。
困難さに負けず良い年に●東拘・西川純
私も確定間近と思われますが、今後とも引き続きよろしくお願い申しあげます。
むしろ困難さが増しているようにも見える昨今ですが、今年が少しでも良い年となりますように!
矛盾の激化する中自分で考え反撃しよう●米国・城崎勉
帝国主義とその同盟・従属諸国は、いま難関に。
解決策を見出せない経済危機、出口を見出せない侵略戦争、ウィキリークスが次々といろんな秘密文書を暴露…。
当然のことながら、そうなれば、より一層、人民の反乱は拡大するし、支配階級間の矛盾もあちこちで発生。
そういうすばらしい状況下、右から左までの圧倒的多数が洗脳されているどっかの国の民は、支配階級がばらまくニセ情報に踊らされるのではなく、自分の頭で考え直し、反撃を展開して欲しい…と願っています。
支え合う協同労働で新しい社会の発展を●日本労働者協同組合連合会センター事業団関西事業本部
『協同労働の協同組合法』については、議員連盟の要綱案がまとめられ、800地方議会での早期制定を求める意見書採択と共に、本年こそは実現の情勢がつくられます。
現社会情勢ではとりわけ失業・生活困難など厳しい状況の中、関西では仕事おこしと地域の再生、職業訓練など新しい公共の担い手として多くの活動に取り組んできております。
今後とも共に支え合い・共に力を合わせて明るい・新しい社会の発展を、一緒に実現して行けたら幸いに存じます。
市民力の拡大で政治を変えよう!●東京・朝日健太郎/先駆社一同
政権交代から1年半。いまだ政治の先行きは混沌としつつも、市民目線、市民参加で政治を変える条件は少しずつ成熟しつつあります。市民力・社会力の拡大によって「この国のかたち」を変革する道をさらに切りひらこう!