更新日:2011/01/05(土)
[情報] パンフ紹介/『GAZA〜どうすればいいの? 何ができるの?〜』
こどもの『なんで?』にこたえるために
「パレスチナ? それって何のこと?」──そんな感想しか持っていなかった「子育て」世代の母親たちが、今年1月、亀岡市(京都府)での岡真理さんの講演会にかかわったことをきっかけに、冊子『GAZA(ガザ)〜どうすればいいの? 何ができるの?〜』を作り上げた。
2年前、ガザ空爆のニュースを見た自分の子どもから、「この人たち、何で撃たれているの?」と聞かれても答えられず、岡さんの講演を聞く中で、「今まで何も知らなかったんだな」と気付いていく自分。そこから「何か自分が伝えるにしても、知らないことが多過ぎる」と、「亀岡で子育てAmigo!」のメンバーが、自らパレスチナ問題を調べてまとめたのが、この冊子だ。
座談会「こどもの『なんで?』に向き合うために」では、「自分に何ができるか」と問いつつ、日常生活の中からのパレスチナとのかかわりについて、丁寧な議論をしている。岡さんの講演「ホロコーストからガザへ〜ガザの悲劇から1年、パレスチナと私たちの今〜」をメインに、読み応えのある内容だ。
「いま振り返る、当時の報道」のコーナーで、当時の新聞記事の掲載許可を新聞各社に求めると、「通信社の記事は通信社に聞いて」との返事。通信社からは使用料は数万円と言われ、結局記事使用を断念。ガザ爆撃に関しては新聞社独自の取材記事などなかったという。日本のマスコミの実態が分かった裏話もあったそうだ。(編集部・一ノ瀬)
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